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作成:2017.03.16

美容師

店内の清掃から雑誌の提供まで! アシスタントとして働く美容師の仕事内容とは


実務未経験の美容師がサロンに就職すると、一般的にはまずアシスタントとして勤務をしながら仕事を覚えていくことになります。このアシスタントとして働いている期間は、ヘアカットを任されることはほとんどないようです。では実際に、アシスタントはお店でどのような仕事をしているのでしょうか。
 
そこで今回はアシスタントとして働く美容師に注目。その具体的な仕事内容などを取り上げていきます。またアシスタントが悩みがちなこととその解決法にも触れているので、是非参考にしてみてください。

アシスタントとして働く美容師の仕事内容

美容室で働くアシスタントは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。以下では一日の仕事の流れとともに、その仕事内容を紹介していきます。まず朝は開店前に出勤し、店内の清掃を始めることに。ヘアカットなどに使う備品を準備することもあるので、お店にどのような設備があるのか、清掃しながらすみずみまで把握しておくと良いでしょう。
 


清掃が終わったら朝礼を挟んでいよいよ開店。営業中は主にお客を出迎えて荷物を預かったり、雑誌を提供したりといった接客から、ヘアカット中のシャンプーや髪の毛の掃除など、スタイリストのサポートをするようです。また業務の合間には使用済みのタオルを洗濯したり、チラシをもって外に呼び込みに行くのも忘れてはいけません。
 
そしてその日の営業が終わったら閉店の準備。使った備品などを所定の位置にもどし、店内の清掃を終わらせます。その後は各スタッフが一日の反省や報告を行う「終礼」があり、スタイリストなどのスタッフは帰宅していくようです。しかし見習い期間のアシスタントにとってはむしろここからが本番。スタイリストとしてデビューするために、自分の技術を磨く練習や研修を積み重ねていきます。
 
ちなみにサロンによっては学校のように技術練習のカリキュラムを組んでいるところもあり、その場合には1日の練習時間も決まっているとのこと。アシスタントはカリキュラムに沿って、カットやカラー、パーマといった技術を1つずつ練習していきます。そして最終的には技術をチェックする試験があり、見事合格すればスタイリストデビューといった道筋になっているようですよ。サロンが定めた練習時間を終えても「自主練習」といった形で遅くまでお店に残る人も多いそうです。
 
ここまでが美容師のアシスタントの大まかな1日の流れとなっており、基本的にはスタイリストの補助をしながら自らのスキルを磨いていく日々になるようですね。美容師としての技術を習得するにはとにかく数多く練習することが肝心だと言われており、アシスタントからスタイリストになるまでには大体2~3年ほどの時間がかかります。
 

アシスタントが悩みがちなこと

専門の養成機関を卒業して美容師免許を取得した人でも、社会人としては入社1年目の新人。アシスタントとして働く美容師はやはり様々な困難に直面するようです。特に美容師としての技術面ではなく、職場の人間関係に悩む人が多いとのこと。アシスタントの期間はとにかく先輩スタイリストと良好な関係を築くことが重要になってくるほか、お店にいる時間も長いので、職場の人間関係は死活問題となってくるでしょう。そのためどうしても人間関係に自信がないという人は、勤務する前に何か対策を打っておく必要がありますね。その1つとして、面接を受けるまえの段階で1度お客として美容室に下見に行っておくと、お店の雰囲気や従業員の人柄などをつかむことが出来るのでおすすめですよ。
 
その他、アシスタントは洗髪を担当することが多いので、シャンプーなどの刺激物質に触れるため「手荒れ」に悩む人もいるとのこと。対策としてはハンドクリームを塗って手を保護したり、洗髪後に手に付いた水分をしっかりふき取るのが効果的です。また髪を洗っている時の姿勢が悪いと「腰痛」に悩まされる事も多いので、なるべく腰に負担がかからない体勢を心掛けましょう。
 
画像出典:bobbi vie / F.A.M.E. FW2011 : Alex Bauzon (from Flickr, CC BY 2.0)Michael Dorausch / Paul Mitchell stylist (from Flickr, CC BY 2.0)c w / 101; stylist (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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