美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.06.19

作成:2017.06.16

美容師

美容院でのカラーでパッチテストをする時

カラー剤のついた頭

美容院で行うパッチテストは、髪をカラーリングする際に使用する薬剤で皮膚にアレルギー反応が出ないかをテストするもの。忙しいからといってパッチテストを行わないとトラブルが起こる可能性もあるので注意が必要です。

美容院での施術の前には必ず行うことが指導されています。お客様がお急ぎの場合でもきちんと必要性を説明して必ずカラーは行うようにしましょう。パッチテストの方法やアレルギー反応がないかを確認する時間は、使用する薬剤によっても異なります。

美容院でのカラーの時に伝えよう

美容院にお客様からご予約いただく時に、希望することや不安なことがないのかお伺いします。カラーを希望する時、自分の肌が過敏だと感じている方や過去にカラーで使用した薬剤でトラブルがあった方には特に注意が必要です。

顔など髪の生え際に近い所には、頭皮保護目的のクリームやローションなどを使用して、肌へのダメージを防ぎます。

しかし、中にはクリームに過敏に反応してしまい、一定の時間を経過した後に赤くはれたり、ブツブツと赤い湿疹が出る場合もあります。お客様に大丈夫か、確認しながら行いましょう。

アレルギーはいつ起こるかわからない

頭を抱える女性

実際に過去に多くの方がカラーなどの薬剤や化粧品などでトラブルに遭い、大変な経験をされています。以前から肌が弱かった方だけではなく、今までとくにパッチテストで何の問題もなかった方でも、突然アレルギー反応が出たりします。同じ薬剤や化粧品を使用していても、体調のすぐれない時などにトラブルが起こることもあります。

初めて使用する薬剤には十分に注意が必要です。パッチテストを行い、赤みや痛みなどがある場合は直ちに使用を中止し、流水で十分に洗い流し、皮膚科を受診してもらいましょう。

美容院では、ヘッドスパでアレルギーへの対策を行うところも多いです。お客様へ後日かゆみや異常が現れた場合は、すぐに美容院に連絡してもらい薬剤の種類を説明後、皮膚科の受診をお願いしてください。

自宅でカラーリングするお客様に対して

カラーリング

現在は、自宅で気軽にカラーリングを楽しむことが出来るので、使用する方も増えています。市販されているものはクリームタイプ・ホイップタイプ・スプレータイプと、さまざまな方法で染めることができ、カラーの種類もたくさん。

薬剤の成分やパッチテストの方法など、質問されるお客様ヘはきちんと説明することも大切です。

パッチテストは、使用する薬剤やタイプによって放置する時間は異なります。美容院の現場では指導が必要でないヘアカラー剤もあり、軽視されがちであることもしばしば。しかし、重篤な事故も実際に起きていることも念頭に置き、面倒でもパッチテストは必ずきちんと行いましょう。

お客様に安全で気持ちよくカラーを楽しんでいただくために、パッチテストははとても大切な作業です。現在では敏感肌用の鎮静目的の成分が配合されたものも販売されているので、そういったものを使用してみることをおすすめします。

Author:美プロ編集部

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