美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.01.17

作成:2019.01.16

エステティシャン

冷え性の原因は!?寒さ対策を徹底して緩和しましょう!


 

女性に多くみられる「冷え性」。対処せずに、我慢していると、どんどん悪化してしまい、色んな症状や病気を引き起こしてしまいます。衣食住を中心に生活習慣を改善すれば、冷え性を予防できるのです。

 

まず、「冷え性」の原因は何なのかを見ていきましょう。

冷える体の仕組み

冷え性は、「入浴後すぐに手足が冷える」「手足が冷えて眠れない」「体が温まりにくい」などの症状があります。冷えだけでなく、むくみ、腹痛、頭痛、生理不順など、さまざまな体や精神面のトラブルを引き起こすことがあり、切実な悩みのひとつです。

 

冷え性は女性に多く、その理由として、女性の生活習慣が大きな影響を与えています。女性の方が冷えを招きやすい上に、女性の方が男性より筋肉量が少ないことも冷えやすい原因となります。月経や出産、閉経などによりホルモンのバランスが崩れやすいことも原因と言われています。

 

体が冷える原因として、「体質・体格」「自律神経の働きの乱れ」「女性ホルモンの変動」「生活習慣」などが考えられます。なかでも、生活習慣では衣食住が冷え性の原因となる場合が多く、普段、何の気なく生活していると、外出時に防寒しきれていなかったり冷たい飲み物ばかり飲んでしまい内臓を冷やしてしまっていた!なんてことも少なくないでしょう。

 

寒さを感じると、体内の熱を外に逃がさないように末梢の血管が収縮し、体が緊張状態になります。
次に、血行が悪いと体内の熱を末端までうまく運べず、手足に冷えを感じるようになります。それこそが、普段感じている、「冷え」なのです。また、筋肉量が少ない人は、筋肉量が多い人に比べて体内で十分な熱が作られず、体の芯から冷えを感じるようになってしまいます。

 

今すぐに筋肉量を増やすことは難しいので、摂取する食べ物で調整してみましょう♪

食べ物で冷えを和らげる

栄養バランスの良い食事を心がけましょう

体温の恒常性を保つメカニズムがあります。

    ・37度より低い温度の飲食物を摂取すると、体熱放散を少なくし体温を上げます。

    ・37度より高い温度の飲食物を摂取すると、皮膚表面の血管を拡張させ体熱放散を増やし、体温をもとに戻す仕組みが備わっています。

こうしたメカニズムを良好に維持するために、栄養バランスの良い食事を摂ることが必要なのです。

 

ですが、実際には冷えをすぐに解消できる食品がないのです。
よく、体を冷やす食品をひかえて、体を温める食品を積極的に摂ると、冷えを解消できるという説が多くありますが、実際はそうではないのです。

 

例えば体を温める食材として知られているトウガラシは、その主成分である力プサイシンには体温を上げる作用を持っていますが、トウガラシを含む料理を食べても一時的に体温が上昇し、発汗により体温を下げてしまうのです。

 

また、体を温めるといわれているショウガは、成分にジンゲロールを多く含み温感を高め、血流を増加させる効果があります。ですが、その働きは一時的なもので大量に摂取しても冷え性は改善しないのです。

 

では、一体どうしたら良いのでしょうか……それは、

 

特定の食品にこだわらず『食事全体の栄養バランスを整える』ことが、冷え性を解消するために効果的なのです。野菜や果物は葉・茎・皮などを丸ごと食べると、その食材がもつ栄養素を無駄なく摂れるのです。

 

普段、捨ててしまっている皮や葉も料理に入れて摂取していくことがおすすめです。

 

タンパク質を十分にとりましょう

食品1g当たりのカロリーは、脂肪が9kcal、タンパク質が4kcal、炭水化物が4kcalとなり、このうち熱として消費される量がもっとも多いのは「タンパク質」なのです。

 

タンパク質は、運動とは関係なく熱を生産してくれます。それに対し、炭水化物は肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ、運動して筋肉が動く事で産熱します。

このため、運動量の少ない人こそタンパク質の摂取量を増やすと良いでしょう♪女性は男性に比べ身体活動量が少ないので、タンパク質を十分と摂取してみてください。

 

次に、体の外側から温める方法をご紹介します。

基本中の基本!3つの「首」を冷やさない

1.胸元・首を温める

意外と温めるのを忘れてしまうのが胸元です。ストールやマフラーを巻くと、せっかくセットした髪の毛も崩れてしまったり、静電気で髪型がボサボサになってしまったりと、オシャレをする上で、非常にやっかいなアイテムのようです。

 

ですが、寒い日などオシャレを優先して何も巻かずに外出してしまったときには悲惨です。胸元は冷気を受け、直接寒さを感じ一気にお肌の乾燥も進みます。乾燥が進むと首にシワが入り実年齢より老けて見えてしまうので、首の乾燥は何としてでも阻止したいところです。

 

また、オフィスであれば薄めのストールを首に巻くだけで保温効果を維持できますので、柔らかい素材のストールなど、ふわりと巻くだけで冷えと乾燥を防いでくれるのです。

 

最近では、ドラッグストアにて温感グッズも簡単に購入出来るので、温感クリームで血行促進とリラックスを兼ねて、首まわりを優しくマッサージしてあげましょう♪

 

2.手首を温める

手首の温めは防寒グッズの代名詞「手袋」が効果的です。最近では、スマートフォンを手袋着用時でも操作できるものや、指の部分だけ開閉可能な手袋など、さまざまなスタイルのものが販売されています。

 

そこで、大切なのは手首!出来るだけ手首もスッポリカバーできる長さの手袋がおすすめです。コートを着ているからといってデザイン重視で選ぶのではなく、コートの隙間から冷たい風が入ってしまうと台無しです。コートの中までしっかりとカバーしましょう。

 

これも、首の冷えと同様、長時間のオフィスワークなど同じ体勢で仕事をしていると、気づかないうちに冷えていることもありますので、手のひらをグーパーグーパー動かし、繰り返し血流を促進し、手首ウォーマーなどで寒さ対策をしてください♪

 

手首ウォーマーはオフィス仕様のデザインが多く販売されているようです。また、男女問わず使えて便利なのが「ヒーター内蔵マウス」!!オフィスで長時間PCに向かう人にとって、どちらも強力な味方となってくれそうです。

 

3.足首を温める

第二の心臓と言われる足もとは、最も心臓から遠い位置にあるため、うっ血しやすく足まわりの血流が滞りやすいので、少しでも動かしてスムーズに血流を心臓へ送り出すことが大切です。

 

外出時は特に足もとを温めることは難しく、着る洋服によって足もと(靴)は決まります。ビジネスシーンではブーツを履くことが困難ですし、パンプスなどで毎日過ごしている人も多いと思います。なるべく、素肌を外気にさらさないようにし、やむを得ない場合は、帰宅してからのケアをしっかりしてくださいネ♪

 

オフィス内に居るときは「レッグウォーマー」をしたり「靴下」を履いたり、簡単にできるアイテムで温めましょう。

 

働く環境で許可されるのであれば、足もとをすっぽり包む「足もとクッション」を使用するのも良いかもしれません♪そこで気を付けたいのは、モコモコしている商品なので、足もとのコンセントやケーブルから発火させないよう、設置時には特に気をつけましょう。

まとめ


 

冷えたかな?と感じたらすぐ実践しましょう!

体の不調は下半身の冷えが原因となる事が多いため、ウォーキング、筋力トレーニングで血行を促進し、寒さで固く緊張した筋肉を揉みほぐしましょう。

    ・椅子に座った状態で足の指でグーパーグーパーする

    ・ふくらはぎの筋肉に刺激を与える

    ・スクワット(立つ座るの動作)を行い、下半身の血行を促進する

オフィスで座った状態で出来る運動なので、冷えを感じたらすぐに実践してみましょう♪

 

また、バランスの良い食事を心がけ、運動量の少ない人は特に「タンパク質」を多く摂取するようにしていきましょう!

お出かけ時には、オシャレより寒さ対策を!

胸元(首)・手首・足もとの3か所をとにかく温めてくださいネ。帰宅後の保湿ケアも忘れずに!

 

季節問わず、体を温めて寒さに負けない体を作っていきましょう!

Author:美プロ編集部

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