美容スペシャリストな自分になるために

更新:2020.10.27

作成:2019.08.29

エステティシャン

冬になる前に、秋のスキンケアを見直し!夏の疲れをいたわろう


 

夏の紫外線をたくさん浴びて疲れてしまった肌はダメージを受け、冬の乾燥で一気に老化を速めていきます。疲れてしまった肌を癒すには秋のスキンケアがもっとも大切になります。

 

そこで、もう一度スキンケア方法をきちんと見直して冬に備えておきましょう。正しいスキンケア方法を紹介しますので、普段のスキンケアと比べてみて下さいね。

 

大切なのは、自分の肌がどのような状態であるかを認識する事。肌が弱く敏感肌なのであれば敏感肌用に開発された低刺激性の商品を選ぶようにしましょう。このような商品は肌に刺激がないかを、実際の敏感肌の人に使用してもらって確認しています。また、商品にパッチテスト済みやアレルギーテスト済みなどと書かれている場合があるので、参考にしてみましょう。

 

クレンジング剤や洗顔料に関しては、洗浄力の強いものを選ぶと肌を乾燥させてしまう恐れがあります。ですので、こちらも敏感肌用の商品を選ぶようにして皮膚のバリア機能を低下させないようにしましょう。お肌のうるおいを守りつつ、洗浄してくれる商品を選んでみてくださいね。

 

INDEX
■STEP1.クレンジングと洗顔
■STEP2.基礎化粧品で保湿ケア
■STEP3.お肌の調子をみて栄養をプラス
■STEP4.ハンドとボディケアもしっかりと
■まとめ

STEP1.クレンジングと洗顔

クレンジング+洗顔が美肌への鍵

クレンジング剤と洗顔料にはそれぞれの役割があります。なので、この2つをきちんと使い分け、疎かにしない事が重要なのです。

 

クレンジング剤の役割はメイクを落とし毛穴に詰まった角栓や黒ずみ、メイクによる油汚れを落としてくれます。もう1つは、古くなった肌の角層や余分な皮脂や汗、顔に付いたホコリを落としてくれるという役割があります。クレンジング剤は「油性」の汚れや頑固な毛穴のつまり、洗顔料は「水性」の汚れを落とすものと考えるとわかりやすいですね。

 

「洗顔料でなんとなくメイクも落ちているし、洗い上がりもさっぱりしているから洗顔料だけでいいや」と感じている人もいるかもしれません。しかし、油性と水性という異なる性質の汚れを落とすように作られているため、クレンジング+洗顔「ダブル洗顔」を行う事で効果を発揮します。

 

日焼け止めだけを塗ってメイクはしていないという人も、クレンジングが必要。日焼け止めは顔にしっかりと塗りこむので毛穴に汚れも一緒に埋め込まれています。「ダブル洗顔」を心がけ美肌を手に入れましょう。

クレンジング剤を流すタイミング

クレンジング剤の適量は、顔に塗布した際にこすれる感じがしたら少ないサイン。丁寧に顔になじませて約1分間クルクルまんべんなく汚れを浮かせていきます。

 

クレンジング剤にメイクがなじんで肌色になってから洗い流すようにしましょう。クレンジング剤にメイクがなじむ前に洗い流してしまうと、肌にファンデーションが残ってしまいます。きちんと、クレンジング剤が肌色になったのを確認してくださいね。

洗顔のポイント

なんといってもポイントは「泡」ホイップクリームのように手のひらにこんもりするくらいに泡立てます。同じ洗顔料でも泡立て方によって泡の形が大きく変わってきます。ホイップクリームのように泡立てるのが難しいという人は、泡立てネットを使ってみてくださいね。数秒でふわふわのホイップクリームが出来上がりますよ。

 

洗顔する際に、手と顔が直接あたらないように洗うようにし、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。熱いお湯ですすいでしまうと、肌を乾燥させてしまいます。洗い上がりの肌の水分量も気にしておくことで、パサつく肌を防止できます。

STEP2.基礎化粧品で保湿ケア

保湿ケアのタイミング

洗顔後、保湿ケアを後回しにしていませんか?「髪の毛を乾かしてから」「歯磨きをしてから」などと、何かをしてからでは乾燥が進み手遅れになってしまいます。

 

肌の水分量は、洗い上がりから5分程度で減少し洗顔前より乾燥します。肌が乾燥してしまう前に、化粧水、美容液、乳液、クリームなどで保湿するようにしましょう。それぞれの保湿剤には役割があり、なるべく複数のものを併用すると保湿効果を高められます。

 
【保湿剤の役割】

・化粧水

肌の水分をおぎなう

・美容液

肌の保湿成分をおぎなう

・乳液

水分と保湿成分を肌の中で維持する

・クリーム

水分を閉じ込める

 

洗顔の後は、水分や保湿成分をおぎないクリームで蓋をするイメージで保湿していくのですね。

 
【特に乾燥しやすい部位】

  • 目のまわり
  • おでこ
  • 口のまわり

 

このように、乾燥しやすい部位には保湿剤をたっぷりと塗るようにしましょう。コットンか手のひらで、肌にしみこませるように丁寧におさえて下さいね。くれぐれも、パンパン叩き込むのは禁止です。

STEP3.お肌の調子をみて栄養をプラス


 

毎日のスキンケアをしていく中で、肌の調子をみておくことも大切です。いつも欠かさず洗顔とスキンケアをしているのに、「なぜか乾燥している気がする」などもっちりとした肌感を感じられない時は、毛穴に汚れが詰まっている可能性があります。

 

そんな時は、毛穴に詰まった角質や皮脂を綺麗にしてくれる“クレイパック”“ピーリング”を行ってからスキンケアをしてみましょう。肌色も明るくなり、水分や保湿成分を浸透しうるおいを取り戻してくれるでしょう。

 

また、ピーリングは市販で手軽に購入できるので気になった時にすぐ使えて便利ですよ。ピーリングには毛穴の汚れを除去してくれるだけでなく、「美容成分」「保湿成分」「つるつる美肌」などプラスアルファの効果も期待できます。

 

見えない毛穴の汚れをしっかり取って、エイジングケア(シワ改善)血行促進(くすみ撃退)など好みの美容液を選んで肌に栄養を与えていきましょう。

STEP4.ハンドとボディケアもしっかりと


 
夏の紫外線を浴びたのは顔だけではありません。手や腕は洋服から出ていることも多く、気付かぬうちに日に焼けているなんてこともあります。
 
お風呂上がりの体は顔と同様に時間が経つと乾燥していきます。顔のスキンケアを行い、その流れでハンドケアやボディケアも行うようにしましょう。ただハンドクリームを塗るだけでなく、顔と同様に化粧水を先につけておくとハンドクリームが浸透しやすくなるので先に化粧水をつけて下さいね。
 
また、ささくれなど指先に乾燥を感じる人はネイルケアハンドクリームを指先に塗ると改善されますよ。指先用のハンドクリームも市販で買えるものが数多くあるので、店舗に設置してあるテスターを使って、付け心地を試してみても良いかもしれません。

まとめ


 

いかがでしょうか。

夏の紫外線によりダメージを受けてしまった肌を癒すためにも、秋冬の乾燥が始まる前に毎日のスキンケアを見直しておきましょう。

 

スキンケアのポイントとしては、洗顔とクレンジングを分けること。また、クレンジング剤を洗い流すタイミングや洗顔料はホイップクリームのように泡立てること。

 

保湿成分は洗顔後5分以内に付け始めること。それでも乾燥が続く場合はピーリングで毛穴の掃除をするなど、正しいスキンケア方法で行ってくださいね。

 

ご自身の肌の性質を十分に理解して、肌トラブルのないように上手にケアをしていきましょう。

Author:美プロ編集部

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