美容スペシャリストな自分になるために

更新:2021.06.21

作成:2021.06.18

アイリスト

マツエクサロンでも管理美容師を在籍させるべき?不在でも大丈夫?


 

まつ毛エクステやまつ毛パーマ、アイブロウデザインなど、目元のオシャレを楽しむためにあるマツエクサロン。アイラッシュサロンとも呼ばれていますが、美容室でもないのに管理美容師が在籍していないといけないという事はご存知でしたでしょうか。また、髪の毛を切ったりバーマをかけたりするわけではないですが、マツエクサロンで働くアイリストは美容師免許も必ず持っていなくてはいけません。今回は、マツエクサロンで管理美容師が必要なサロンの特徴理由などを見ていきましょう。

 

INDEX
■管理美容師が必要なマツエクサロンとは?
■そもそも管理美容師って何するの?
■マツエクサロンに管理美容師が居ないとどうなる?
■いつまでに管理美容師が必要?
■アイリストが管理美容師になるには?
■管理美容師・美容師免許を持たないアイリストの印象

管理美容師が必要なマツエクサロンとは?

まつ毛エクステやまつ毛パーマを楽しむ人が多い中、アイリストの需要も高まっています。美容室の一角でアイラッシュメニューを施すサロンもあれば、マツエクサロンとしてマンションなどを借りて開業する人も。その場合に注意しなければならないのが、「管理美容師」の在籍についてです。

 

マツエクサロンでは、常時2名以上のアイリストが働いている場合には管理美容師です。1名で自宅サロンなどを運営するのであれば管理美容師を在籍させる必要はありません。スタッフを自分以外に1名でも雇用して2名体制でのシフトを組んでいれば管理美容師は必要になりますよ。

 

また、マツエクサロンに勤務するアイリストは、必ず美容師免許を持っていなければなりません。それもあって、美容師免許を活かしてアイリストへ転職する人も多いのではないでしょうか。美容師免許を取得して美容室でカットやシャンプーの練習をしてきたものの、何らかの理由で美容師という道を諦めてしまったという人もいるでしょう。サロン開業やスキルアップのためにも、管理美容師の免許も取得しておくと良いかもしれませんね。

そもそも管理美容師って何するの?


 

美容師の仕事は知っているけど、管理美容師は実際にどんな事をするの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。管理美容師は美容師免許を持っていなければ取得できない資格なので、美容室で働いていれば美容師と同様でカットやカラー、パーマなどを提供します。マツエクサロンであれば、まつ毛エクステやまつ毛パーマを提供します。

 

しかし、管理美容師はその他にサロンの衛生管理責任者として安全な環境を整備し続ける役割があるのです。管理美容師を在籍させなければならない美容室やマツエクサロンでは刃物や薬剤を使用しますので、定期的に換気をしたり危険から守ったりと特に注意していかなければならない環境だという事なのですね。店内清掃や換気、消毒など、なるべき事をチェックシートにして毎日徹底していくと良いかもしれませんね。

マツエクサロンに管理美容師が居ないとどうなる?

常時2名以上アイリストが居るのに、管理美容師が居ない!という場合には、違法営業となり罰則を科せられる事になります。美容師法で定められている30万円以下の罰金を支払う事になり、無駄な出費となる事も覚悟しましょう。

 

管理美容師がいないのであれば、管理美容師を雇用するというのも良いのではないでしょうか。中には、管理美容師免許を持つ人の名義を借りて営業したり管理美容師と偽って営業したりする人もいるようですが、この場合も罰則対象となってしまいます。本来、管理美容師は働くスタッフやお客さまの安全を守るために在籍するものなので、しっかりルールを守って運営してくださいね。

 

いつまでに管理美容師が必要?


 

マツエクサロンの開業時に美容所登録をする事になりますが、そこで提出する書類に管理美容師の名前を記載する事になります。そのため、2名以上でサロン開業する場合には美容所登録の時点で管理美容師が必要になります。

 

既にサロン運営をしている場合には、自分以外のアイリストを雇用するまでに管理美容師が必要になります。管理美容師になるにも、今日明日でなれるものではないので計画性を持って進めておくと良いでしょう。

アイリストが管理美容師になるには?

管理美容師になるには、どのような事をすれば良いのでしょうか。まず、管理美容師になるための条件が定められているのでご説明して行きます。

 

  • 美容師免許または理容師免許を取得してから3年以上の実務経験をお持ちの方

 

上記の条件を満たしていれば、管理美容師免許の取得にチャレンジできますよ。管理美容師の免許を取得するには、都道府県知事が指定した講習会に参加する事になります。講習日は決められているので、管理美容師免許を取得したい日からさかのぼって予め設定しておくと良いでしょう。WEBか郵送で申し込みを行い、受講の定員がオーバーしていない限りは申込書類一式が送られてくるので記入します。講習を受ける前に受講料(東京都の場合は16,000円)を支払い、受講予定日の1週間前までに受講者票が届くという流れで受講予約を取ります。

 

講習科目として、公衆衛生(4時間)理(美)容所の衛生管理(14時間)を受講し、修了証書が交付されます。美容師免許とは違って短時間で取得できる資格なので、美容師としての知識を活かしながらキャリアアップの為にも持っておくと良いかもしれませんね。

 

管理美容師・美容師免許を持たないアイリストの印象

アイリストとしてマツエクやまつ毛パーマの技術はもちろんの事、衛生管理などの知識も持ち合わせていなければなりません。美容師免許や管理美容師をしっかり取得し、マツエクサロンを運営しているのであれば良いのですが、中には無免許という人もいるのかもしれません。

 

お客さまは施術を受ける際に、アイリストに「美容師免許を持っていますか?」と聞きづらいという事もあり担当のアイリストがしっかり免許を持っているのかわからない状態ではあります。しかし、様々なマツエクサロンで施術を受けてきた人なら、技術力やサロンの衛生管理を他のサロンと比較する人もいるでしょう。少しでも劣っていれば、お客さま離れともなります。

 

  • えっ…、ちゃんとツイーザーは消毒してくれたのかな
  • アイリストの爪が長いけど、目にバイ菌が入らないかな
  • 会話をしていると、とても美容師免許を持っていないだろうな

 

このような事を、お客さまがアイリストに対して抱いているのではないでしょうか。大切な目を傷つけてほしくないという気持ちがあるので、お客さまもシビアになっているのです。

 

美容師免許を持っている事で、きちんと専門知識を持った人という証明にもなりますし、普段から衛生面には気を付けられるようになります。お客さまからクレームを受けてしまわないようにして、サロンの衛生管理を徹底していきましょう。

Author:美プロ編集部

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