美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.02.10
履歴書に書くのは具体的なエピソード! ネイリスト経験者の待遇やオススメの就活方法
爪を美しく彩って、手元のオシャレに大いに役立つ「ネイリスト」という職業。今やネイルアートは女性のオシャレの一部として安定したニーズがあり、ネイル専門のサロンも多く登場していますよね。また、初心者でもセルフで行えるネイルの方法も書籍やネットでよく紹介されていて、職業としての「ネイリスト」に関心を持つ人も多くいるようです。
店舗数の増加からネイリストの募集は広く行われていますが、「せっかくネイリストの経験があるのに活かせてない」という人もいるんじゃないでしょうか? そこで今回は、経験を活かしたネイリストの就職方法についてご紹介。経験者として就職した際の待遇やメリット、さらに面接の際に有効な志望動機の書き方などを掘り下げていきます。
ネイリスト経験者のメリットとは?
ネイリストとして働いた経験があることのメリットは、何より就活する際に有利になるということ。ネイリストを募集している求人には「経験者優遇」と謳っているものを多く目にします。余程のブランクがなければ、経験者のあなたを即戦力として見なして、採用に積極的な姿勢を見せてくれることでしょう。ですがサロンによっては接客能力を考慮するところもあるので、ネイルの技術だけでなく、接客技術も磨いておかなくてはなりません。
またサロンによっては採用する際に、実技テストを行うところも。そこであなたのスキルが「実践で活かせるレベル」だと判断されたら、採用後すぐにネイリストとして働くことができます。こういった場合だと、研修期間が免除されるので、給与面でも優遇されますよ。経験者の場合には大抵正社員として働くことになり、給与の平均は実務経験1~3年で20~24万円ほどとなるようす。未経験の場合だと、アルバイトからスタートするところが多くあり、時給にして800~900円が相場となるので、ネイリストが給与面でも優遇されていることが分かりますよね。
ネイリストとしての経験を履歴書に書こう
ただし、いくら経験を積んできたとしても、それをうまく面接の際に伝えられないと就職には結びつきません。採用担当者は技術面以外にも、人柄や社風に合っているかまでチェックするので、スキルだけをアピールしても採用されない可能性は充分にあります。それでは、履歴書にどんなことを書けば、就職活動が有利に運ぶのでしょうか? 以下では経験者にオススメの「志望動機」の書き方について見てみましょう。
経験者として志望動機に書くべきことは、何より「どんなことを経験してきたのか?」ですね。採用担当者はあなたが即戦力になるのかどうか判断したいので、具体的にどんな施術を行ってきて、どんな技術を持っているのか知りたがっています。
例えば、爪先にホワイトをのせた「フレンチネイル」というデザインがありますが、これをベースとしてどんなネイルアートを施せるかがネイリストとしてのセンスの見せ所。「以前勤めていたサロンでは、フレンチネイルの施術をよく行っていました。とくに夏場にはクリアネイルと組み合わせた爽やかなネイルアートを行って、お客様から好評を得ていました」などと伝えると、具体的でわかりやすいですよね。他にもジェルで爪につやを出す「ジェルネイルをこんな風にアレンジしました」など、具体的なエピソードにして勤務経験を語ると説得力が出るでしょう。
ネイリストの経験を活かせる転職先
「ネイリストの経験を他の業種に活かしたい」と思っている人は、目線を変えてネイル業界で扱われる道具を開発している「ネイルメーカー」に就職するという選択肢もあります。実際に求人を見てみると、「ネイルメーカー」の営業の募集が多く存在するようす。営業となるとサロンに赴き、オーナーにネイル商品を使ってもらえるようにアピールする必要がありますが、経験者ならネイリスト目線で商品を紹介できるので強みになります。
またネイルショップの販売員なども、ネイリストの経験を活かせる仕事の一つ。ネイル用品を求めに来たお客様に対して、商品の特徴をアピールしたり、技術があるならお客様にお試し用として軽く施術することもできます。ネイル関係のお仕事は営業、販売、企画・制作と幅広くあるので、そういったところも調べてみるといいでしょう。
画像出典:WorldSkills UK / Hailing Hackney(from Flickr, CC BY 2.0)、Neil Milne / Mr Happy Robot Laserface Glue-on Nail Art(from Flickr, CC BY 2.0)、WorldSkills UK / Nail Art(from Flickr, CC BY 2.0)
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