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作成:2017.07.28

特集

4人に1人が仕事しながら介護の時代に

「介護離職に関するアンケート」を紹介。5年以内には4人に1人が働きながら介護をしているという結果になりました。社会人が利用できそうな介護制度「介護休業制度」や「介護休業給付金」もピックアップ。介護に不安のある方は要チェックです。

介護に関する衝撃のアンケート結果が話題

 


公的統計やデータ収集を行っている会社が「介護離職に関するアンケート」を発表しています。同アンケートは仕事と介護の両立について、35歳から59歳の被雇用者男女2万人に尋ねたもの。これによると、「現在、家族の介護を担っている」と答えた人か5.8%。そして「近い将来(1~2年くらい)には担っている可能性がある」は5.3%、「将来的(3~5年くらい)には担っている可能性がある」は13.3%という結果になりました。
 
この3つの割合を足すと24.4%。5年以内には4人に1人が介護をしながら働く可能性があるということになります。今回の統計結果はネット上でも話題になり「すごい時代になったな…」「多分自分もこの先介護すると思う」との声が上がっていました。数値はあくまで2万人の回答をもとにした統計ですが、“少子高齢化”が進む昨今では誰にとっても他人事ではありません。

どうやって「仕事と介護」を両立するの?

仕事と介護を両立する方法はあるのでしょうか。ここからは社会人が利用できそうな介護制度を紹介していきます。
 
まず有名なのが、厚生労働省が定めている「介護休業制度」。この制度は、要介護状態の家族を持つ労働者が申告することで、一定の期間「介護休業」を貰えるというものです。また介護休業を取得した人は、いくつかの要件満たしていると「介護休業給付金」を受給できます。在職中の事業所を管轄するハローワークで申請することができるので、休業した際の収入に不安がある人はお忘れなく。
 
また、自宅にホームヘルパーが訪問してくれるサービスを行っている「松戸市」など、独自の「介護保険サービス」を実施している地方もあります。自分が住んでいる市町村の公式サイトなどで調べてみると、何かユニークな制度を行っているかもしれません。
 
そして家族の介護を初めて経験する人が陥りがちなのが、「自分の親だし自分だけでなんとかしなきゃ!」という考え方。その結果、無理に仕事と介護を両立させようとして、生活に支障をきたしてしまう人も少なくない様です。利用できる制度は全て利用して、無理なく仕事を続けられると良いですね。

Author:美プロ編集部

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