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作成:2017.10.03

特集

意外とデキる? ゆとり世代の社会人の評価

ゆとり世代の営業マンにまつわる調査結果について取り上げていきます。世間のイメージや、評価されている部分などをご紹介。ゆとり世代の部下や後輩に対して「どういう部分を伸ばせばいいんだろう」と悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

“ゆとり世代”の営業マンはコミュニケーションが苦手?

 


1987年以降に生まれ、「ゆとり教育」を受けてきた“ゆとり世代”。世間ではネガティブな印象を持つ人も少なくないようで、ネット上には「会社の面接に全く意欲のない人が来たらしい。ゆとり世代かな?」「丁寧に教えてるのに『教え方がキツイ』って嘆く後輩。これがゆとり世代っていうやつか!?」といった声がちらほら。
 
そんな中、9月3日には営業支援事業を扱う某企業が「ゆとり世代」にまつわる調査結果を発表。その結果、他の世代とは違う“ゆとり世代”の営業マンの実態が明らかとなりました。
 
まずアンケートでは、20代~50代のビジネスマンに対し「営業にとって“最も”必要な能力は何か」という質問を投げかけました。その結果、最も多かった回答が「コミュニケーション力」で26.4%、2番目が「行動力」で25.8%、3番目が「責任感」の11.3%という結果に。営業先の企業は1社ずつ違った課題を抱えているため、営業マンはその問題を汲み取るための「コミュニケーション力」が必要だと考える人が多いようです。
 
さらに「あなたの周囲の『ゆとり世代』の部下や後輩は、以下の能力が高いと感じますか?」という質問も。営業マンにとって最も必要だと考えられている「コミュニケーション力」については「どちらとも言えない」という回答が42.6%と最も多く、「能力が低い」と考えている人は32.2%。一方「能力が高い」と回答した人は17.3%にとどまり、ゆとり世代に対して“最も必要な能力”が備わっていないと感じる先輩社員が多いことがわかりました。

ゆとり世代はIT時代ならではの働き方を実践している!?

ただ、“ゆとり世代”は営業マンとしての能力が低いわけではなく、これまでの営業スタイルと仕事の仕方が変わってきているという見方もできそうです。調査では「各世代の営業マンのイメージ」についてもアンケートを取っているのですが、世代ごとに大きな違いが。
 
「団塊世代」に対しては、「アポイント数や訪問数を増やして営業成績を上げる“行動重視型”」というイメージを持つ人が最多。「バブル世代」については「自身を信頼してもらうために相手との関係性を深める“関係性重視型”」、「氷河期世代」は「市場づくりに時間を掛け、相手を資料やデータで説得する“プレゼン重視型”」というイメージを多く持たれています。そして注目すべき「ゆとり世代」は、「無理なく効率よく取り引きを決める“効率性重視型”」というイメージが最多でした。効率を高めて、最小限の行動で成果を収めるという考え方は、ITが発達して手軽に情報が集められる時代の流れが反映されてるのかもしれません。
 
また、「『ゆとり世代』の社員に対して、あなたが評価できる部分は?」という複数回答の質問では、「ITツールを利用して効率よく業務をこなす」という回答が一番多く選ばれており、生まれたときからIT環境が整っていた世代ならではの評価に。実際、ネット上では「若い世代はやっぱりITに強いな!」「デジタルネイティブのリサーチ力侮れない」といった声もちらほら。
 
ネガティブな印象を持たれがちな「ゆとり世代」ですが、時代の流れに沿った働き方で評価されている部分もあるようですね。ゆとり世代の部下や後輩を持つ社会人の皆さんは、ゆとり世代の「効率性重視」の働き方から学べる部分を見つけてみてもいいかもしれません。

Author:美プロ編集部

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