美容スペシャリストな自分になるために

公開日:2019年5月9日

特集

新社会人に望むもの!個性や革新性よりも大切なこととは?


 

美プロ内において、「新社会人に望むこと」に関するアンケートを実施。美容師やネイリストなど、個性やセンスが大切とされている職業においても、一般企業と同様に「笑顔や礼儀」を重視する意見が多々あがりました。

一体なぜこのような結果が発生するのか、見ていきましょう。

企業が求める人材

    【結果詳細】

    礼儀(29.8%)、素直さ(22.9%)、笑顔(22%)、向上心(14.1%)、協調性(4.4%)、ストレス耐性(2.9%)、成果(2%)、革新性(1.4%)、個性の強さ(0.5%)

美容業界は技術あっての職業ですが、アンケート結果にあるように「礼儀」「素直さ」「笑顔」が重要になっているようです。このアンケート結果から推測するに、「常識力」なんかも同様に重視されるのではないでしょうか。

 

美容学校やネイルスクールで技術は教えてもらえるものの、礼儀や常識力、笑顔の作り方までは教えてもらえません。なので、いざ、採用してみて礼儀が欠けているなんてことも多くあります。技術研修を設けているサロンも、常識を教えてからとなると一人前に育つまでに時間を要してしまいます。

 

新社会人とは言っても、即戦力として働いてほしいのが本音。さらには、長く勤めてくれる人を採用したいので、技術やセンスといった事より人間性の高さを求めている企業が多いようです。

 

その次に多かったのが「向上心」。入社して間もない頃は、技術が足りないこともあります。そんな時でも、技術向上のために努力出来る人材を求めているのです。クリエーティブな業界なので、センスや独創性があるに越したことはないのですが、基本的な技術などをきちんと習得できるひたむきさが最も必要なのかもしれません。

 

今回のアンケートで、新社会人に求めることを2つ選んで頂きましたが、その結果、「笑顔・礼儀」「笑顔・素直さ」「礼儀・素直さ」この組み合わせを選ばれる企業が多くみられました。個々のパーセンテージが高いので当然ではありますが、やはり重要視したい項目を2つ選べたとしても「礼儀」「素直さ」「笑顔」の3つが選ばれるのですね。

 

美容業界だけでなく一般企業が新社会人に求めることとしても「あいさつ力」「コミュニケーション能力」といった人間性を重視されることが多いようです。

一方、就職先に求めることは?

企業側が新社会人に求めることは「礼儀」「素直さ」「笑顔」が多かったのですが、新社会人は就職する企業に何を求めているのでしょうか。

 

もちろん、給与など生活に関係してくる金銭面は大きな判断材料ではありますが、社風や待遇、労働時間、ノルマなども気になる条件となります。入社するまで、どんな会社かわからないなどと不安を抱く新社会人も多いのではないでしょうか。自分がやりたいことと違っていたらどうしよう、先輩スタッフは丁寧に指導してくれるかなどと、悩みは尽きません。

 

新社会人が求めることは、決まっている給与や待遇よりも「サロン内の人間関係が良好か」「親しみやすい先輩か」「時間外労働はないか」など、求人情報では見えない部分に多くあるようです。働き方でも、時間外労働などで拘束されるのではなく、きっちりと時間通りに終わり休暇も取りやすい、いわゆる「余暇やプライベートも充実させられる」企業を求めているのです。

 

美プロ内でも、営業時間が18時までの美容室や、日曜定休の求人もありますので、そういった情報は新社会人にとって魅力的に思える事でしょう。これから、新社会人の募集を募る場合には、このように特別な社風や好条件をたくさんアピールすると新社会人の目に留まるのではないでしょうか。

採用後の満足度は?

    【結果詳細】

    とても発揮されている(47.6%)、どちらかと言うと発揮されている(25.7%)、どちらかと言うと発揮されていない(16.2%)、よく分からない(10.5%)

新社会人を実際に採用したあと、企業側は満足しているのでしょうか。企業側が求めることを新社会人は発揮できているのでしょうか。「新社会人に求めたことは採用後に発揮されていると思いますか?」というアンケートの答えでは、およそ半数の企業が「とても発揮されている」と回答していました。

 

その他、「どちらかというと発揮されている」「どちらかというと発揮されていない」といったハッキリと判断のつかない状態にいる企業もあるようです。

 

ただでさえ、入社したての新社会人は右も左もわからず緊張している状態なので、「礼儀」や「常識力」、「あいさつ力」などは大袈裟なくらい先輩スタッフや企業にアピールしない限り、判断されづらい部分かもしれませんね。

 

とは言え、半数もの企業が「とても発揮されている」と回答していることをみると、しっかり面接の際に人間性を確認できているのではないかと考えられます。礼儀やあいさつなど、日頃からしっかりと行うように心がけている人は、面接などの緊張する場面でも自然に出来るはずです。採用後に後悔しないためにも、面接時のマナーや受け答え、履歴書の書き方など、しっかりとチェックして人間性を見落とさないようにしておくと良いでしょう。

まとめ

美容業界・一般企業問わず、新社会人に最も求められていることは働くスタッフやお客様に好印象を与えられる「笑顔」や、教えたことをしっかりと前向きに吸収する「素直さ」「向上心」が求められています。

 

いくらセンスが求められる美容業界であっても、お客様ありきの仕事になるため、お客様に対して失礼のないような「礼儀」も重要になってくるのですね。

 

これから就職を考えている新社会人はまず、入社後それらの基礎的なスキルを身に付けて、ゆくゆくは先輩たちから技術やセンス、個性を学びながら一人前に成長していくことを望まれています。

 

また、素直で礼儀正しく、センスも抜群な社員に成長するためには、本人の努力だけでなく企業側の育て方も重要!「こんな風に成長して欲しい」という人物像をしっかりと思い浮かべて、そこに少しでも近づけてあげられるような研修や教育をしていけると良いですね。どんな人にも伸び代は必ずあるので、隠れた才能を引き出してあげられるようにしていきましょう。