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更新:2020.08.27

作成:2019.08.01

特集

【アンケート】つらい夏バテによる食欲の低下。どんな対策をとっている?


 

梅雨が明けた途端に、夏本番!急な気温の変化に体がついていかず、食欲がなくなったり夜眠れなくなったり、仕事中もなんだか頭がぼーっとしたり。多かれ少なかれ、夏バテの症状が現れる人も多いはず。

 

今回は、美プロ内で「夏バテによる食欲不振」に関するアンケートを実施!アンケート結果から、みんながどんな対策をとっているのかを見ていきましょう。その他、夏バテの原因や食欲不振以外の症状と対策もご紹介!

暑い夏でも、夏バテ知らずの身体を目指しましょう。

 

INDEX
■夏バテで食欲不振の症状が出た人は、ずばり7割も!
■みんながとっている夏バテ対策、どんなものがある?
■そもそも夏バテって何?
■夏バテにならないために!日常生活での予防法
■まとめ

夏バテで食欲不振の症状が出た人は、ずばり7割も!


 

美プロ内でのアンケートでは、夏バテによる食欲不振の症状が出たという人が7割もいることがわかりました。10人のうち7人が症状を訴えているという恐ろしい事態。

 

様々な対策をとっていてもなってしまう夏バテ。同じ対策をしていても、夏バテになる人とそうでない人がいるのも確か。暑くなる前に体を壊していた人や、人それぞれの体質はあるものの、どうしたら暑い夏を乗り切れるのでしょうか。

夏バテになりやすい人の特徴

夏バテになりやすい人には、いくつか共通点があるのです。「わたしもそうかも!」と思い当たる人は、今のうちに改善しておくと良いかもしれませんね。

 

  • 簡単な食事ばかり摂っている人
  • そうめんやアイスクリームなど冷たいものばかり食べる人
  • 冷房の効いた部屋にこもりがちの人
  • 涼しい屋内と暑い屋外を行き来する人
  • 睡眠不足の人

 

いかがでしょうか?このような生活をしている人は要注意です。簡単に食べられる冷たいものや飲み物で食事を済ませているなんて事はないですか?

 

冷房の効いた部屋で体を冷やし続け、「夏の暑さなんて知らない!」という人も、体内の機能が低下しがちとなり食欲低下の原因ともなります。

 

夏バテになりやすい人は、なりやすくする生活をしている恐れがありますので、暑い夏を乗り切るためにも食事や生活の見直しをしてみてくださいね。

みんながとっている夏バテ対策、どんなものがある?

Q.どんな夏バテ対策をとっていますか?
 

【結果詳細】

水分を多く摂る(33%)、

栄養バランスの取れた食事をする(20%)、

塩分を摂る(20%)、

サプリメントで補う(13%)、

何もしない(6%)、

無理矢理食べる(5%)、

辛い物を意識して食べる(3%)

 

一番多かった回答は「水分を多く摂る」で33%の人がこのような対策を取っているようです。炎天下にいる場合は、水分なしでは危険な状態になります。こまめに水分を摂ることも大切で、さらには少し塩分が含まれているような飲み物を選ぶと良いでしょう。

 

対策はどれか一つが出来ていればOKというわけではなく、なるべく多くの対策をとっておくことが得策です。食べ物や飲み物だけでなく、日傘をさす、汗をきちんと拭く、炎天下には長時間いないようにするなど、普段の生活でも気を付けておきましょう。

その他の“自己流”夏バテ対策をご紹介

アンケートで回答された夏バテ対策の他にも、たくさん対策はあるようです。みなさんがご自宅などで工夫している、暑い夏の乗り越え方を一挙ご紹介。既に行っている対策にプラスして、暑さに負けない体づくりをしていきましょう。

 

  • 春野菜を春のうちに食べておく
  • 野菜中心の生活に切り替える
  • フルーツやヨーグルトなど食べやすいものを食べる
  • 赤身のお肉を食べるようにしている
  • 梅ジュースを飲む
  • シャワーで済まさず湯船につかる
  • お風呂の後にリンパマッサージをする
  • 寝る前にストレッチをする
  • よく睡眠を摂る
  • 体を冷やさない
  • 温かい飲み物をのむ

 

自由に書いてもらった回答にはこんなにも沢山の工夫が紹介されていました。中には、「春野菜を春のうちに食べておく」といった珍しい回答も。暑い夏が来ることはわかっているので、春のうちから体づくりをしている方もいるようです。食べるもので体は作られているので、夏だからというより常に強い体を作るように食事に気を使っているのですね。

 

梅ジュースを飲む、というのも素晴らしい対策の1つ。というのも良いですね。夏になると赤紫蘇がなってたくさん収穫されるので、ご自宅で自家製梅ジュース(赤紫蘇ジュース)を毎年作る人も多いのではないでしょうか。飲むとクエン酸効果でスッキリとした感覚と甘酸っぱさで、暑い季節にも最適です。紫蘇には、利尿作用があるため発汗を促進してくれるというメリットがありますが、梅ジュースには糖分も多く含まれているので、飲み過ぎには注意してくださいね。

そもそも夏バテって何?


 

夏バテとは、高温多湿の状況に体が対応できなくなり、だるさや食欲不振に陥り体の不調が起こることをいいます。毎日、屋外で過ごしているわけではないのに、なぜ、夏バテは起こってしまうのでしょうか。日常生活から考えられる原因を見ていきましょう。

日常生活から考えられる原因

温度差による自律神経の乱れ

猛暑が続き、すぐにでも冷蔵庫のように冷やされた店内や自宅に入りたくなるものですよね。冷房で部屋を冷やし快適に過ごしているつもりですが、実はその温度差が夏バテの原因となるのです。

 

暑い屋外と冷えた屋内で起こる温度差は体力を消耗し、冷房の効きすぎた部屋にいるとストレスを感じてしまいます。そのストレスこそが、自律神経の運動を低下させ全身の倦怠感、胃腸の不調を引き起こします。

発汗の異常

高温多湿の環境にいると、汗腺が詰まり発汗しづらくなる事があります。汗が出ないと体温調節がうまくできず、炎天下などにいると発汗が過剰になり体内の水分が出てしまい脱水状態になってしまいます。

 

屋外に居た事で体内には熱がこもっているのに、急激に冷やされた屋内に入ると汗がひき発汗がおさまる、この繰り返しでも体温調節を困難にしていきます。こうして、適度な発汗が出来なくなっていくのです。

暑さによる睡眠不足

夜になっても温度が下がりにくいため、「さぁ、寝よう!」と思った時に全然寝付けないなんてこともあります。やっと眠れたと思っても寝苦しく目が覚めてしまう。

 

このような夜が続くと、日中の疲れを回復する事が出来ません。回復することなく朝が来て仕事へ行く。この繰り返しで疲れは溜まり夏バテを引き起こします。さらには、疲れている状態で猛烈な暑さの中、通勤しなければなりません。めまいがしたり、道で立ちすくんでしまうなど危険な状態になりかねないので、良質な睡眠をとるように心がけましょう。

夏バテの代表的な症状

体がバテることを総称して「夏バテ」と呼んでいますが、どのような症状が現れるのでしょうか。「なんだか、いつもと違うなー」などと体の不調を感じた時には、すぐに休息をとるようにしましょう。それでは、夏バテの症状に当てはまっていないかどうか見ていきましょう。

 

  • からだがだるい
  • 全身の倦怠感
  • 無気力
  • イライラする
  • 熱っぽい、のぼせ
  • めまい、立ちくらみ
  • 頭痛
  • 下痢、便秘
  • むくみ
  • 食欲がない

 

いかがでしょうか。当てはまっている症状はありませんか?

夏は高温多湿となり、過酷な熱と湿気に一番弱いのは「胃腸」と言われています。そのため、「食欲不振」や「だるさ、倦怠感」「下痢、便秘」などの代表的な症状が起こり、全て「胃腸の弱り」からくる関連症状と言われています。

 

人間の体には「最適な温度」「最適な湿度」があって健康を保てるのですが、夏には「過剰な暑さ」と「過剰な湿気」が襲い掛かり、体調を崩す原因となってしまいます。暑いからといって、過剰に部屋を冷やすのではなく最適な温度を保つように設定してくださいね。

夏バテにならないために!日常生活での予防法


 

栄養価の高い食品を積極的に摂取

夏バテになっていなくても、暑くて食べものが喉を通らないという事もありますよね。簡単に食べられる冷たいそうめんやゼリーなどに、ついつい手を出してしまうものです。

 

ですが、そんな時こそ「栄養価の高い」食べ物を摂取するよう心がけましょう。疲労回復に効果がある「玄米・豚肉・ウナギ・山芋・ねぎ・豆類」などのたんぱく質、高ビタミン、高エネルギーのものを摂ると良いですよ。

 

量をたくさん摂るというより、栄養価で食品を選んで食べましょう。

お部屋での過ごし方を改善

猛暑の屋外と室内の温度差が5℃を超えると、自律神経が乱れやすくなります。屋外が35℃近くあるのに対し、室内の冷房は21℃設定なんて事もあります。

 

これだと、自律神経は乱れ「食欲不振」「体温調節できない」なんてことになります。冷房の温度はこまめに調節し、冷房が効きすぎているという事のないようにしましょう。また、自分で冷房調節ができない環境にいるときは、直接、風のあたらない場所を選んだり上着を羽織ったりしてくださいね。

疲れを取るには良質な睡眠

夏バテしやすい時には、疲労が溜まっている事が多く免疫力も低下しています。そのため、一番の予防法は「疲れを取ること」なのです。

 

熱帯夜が続き、寝苦しい夜でも良質な睡眠をとるようにする事が最も大切です。その日の疲れはその日のうちに取り除くのがおすすめ。就寝30分前から1時間前にぬるめのお風呂に入り、早めに布団に入るようにしましょう。もし、暑くて寝苦しいようであれば氷枕などで頭部を冷やしてみると良いですよ。

まとめ


 

普段どんなに気を付けて生活をしていても、夏バテになってしまう人も多いはず。夏バテしない体を作るには、普段から食事に気を使ったり生活する上で急激に体を冷やしたりしないようにする必要があります。

 

夏バテ気味だからといって、食事を十分に摂らずに簡単な物で済ませてしまうのもNG!量を食べなくても、栄養価の高い食品を食べるようにすれば、良質な食事となるでしょう。あとは、こまめな水分補給と睡眠をきちんと摂って、疲れを溜めないようにしておけばつらい猛暑を乗り越え、夏バテも回避する事ができますよ。普段の生活にひと工夫して、健康で楽しい夏を過ごしましょう。

Author:美プロ編集部

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