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2016年4月16日更新

美容師

空いた時間で学べる「通信制度」の秘密とは? 美容学校の「通信課程」について徹底分析!


美容学校と聞くと専門学校のように学校に通って、仲間達とヘアカットやスタイリング、カラーリングなどの実技を磨いていくイメージが強いですよね。かなり忙しいし、お金がかかるとも耳にした人もいるかもしれませんが、ちょっとお手ごろな「通信課程」があるのをご存知だったでしょうか?
 
これを聞くと「え? 実技も学ぶのに通信でまかなえるの?」と不思議に思う人も多いでしょう。しかし、そこにはちゃんと美容学校の通信課程ならではの秘密があるんですよ。今回は、謎に包まれた通信課程について特集していきます。

そもそも、どんなことを学ぶの?

まず気になるがこれでしょう。美容学校の通信学習というとイメージしにくいですが、簡単に言えば、自宅でカリキュラムに沿ったテキストを独自で勉強することがメインになります。定期的にレポートを提出すると先生が添削などのフィードバックをしてくれるので、学校に通わなくてもしっかり知識を身につけることが出来ます。
 


 
また、“スクーリング”と呼ばれる、校舎での面接授業や集中授業が年に数回あります。スクーリングでは、実習に必要となるハサミの使い方など基本技術の修得授業も実施され、技術面でもしっかりバックアップしてくれます。

通信課程に入る条件って、他と違いがあるの?

美容学校に入学するためには、基本的に高校卒業以上が条件。しかし、通信の場合には学校によって受験資格が「高校を卒業した者」から「中学校以上を卒業した者」に変わります。なので、高校に通っていない、もしくは、高校に通いながら勉強したいという人も受講することが可能に。スクーリングも学校の長期休みに合わせて行われることが多く、他の学業の邪魔にならないよう配慮されているので、安心して受けることができますよ。また、すでに実務経験を積んでいる人と、そうでない人で卒業までの条件も変わってくるので、各学校の入学条件を確認してみましょう。
 

通信課程にかかる期間は?

昼間課程と夜間課程ともに2年間で卒業できますが、通信課程はそれよりも1年多い3年制になります。少し遠回りに感じるかもしれませんが、実際に通信課程を受講している人の多くは、すでに美容室でアシスタントとして働いている人も多いので、現場で学びながら、ゆっくり自分のペースで知識を身につけたいという人にはおススメです。
 
ちなみに、3年間で取得しなければいけない単位は、スクーリング600時間以上と39回のレポート提出で、他の課程に比べてかなり負担が少ないです。しかも、すでに美容室で働いている人は現場をすでに経験していることもあり、スクーリングは300時間以上こなせば良いことになっています。
 
スクーリングの期間中は学校に通わなければ行けないので少し大変ですが、それ以外の時間帯は自由で時間に縛られないのが、通信の最大の魅力です。そのため、サロンで実務経験を積んで、帰宅してから勉強するスタイルをとる人も多いようです。時間にとらわれないので、別の予定がずれ込んでも自分で調整できるのが嬉しいですね。
 

こんなに安いの!? 通信課程の学費の秘密

通信課程の学費は、3年間で平均50万円前後ほどで、昼間課程の約4分の1という破格さ。別途でスクーリング時の教材費はかかりますが、それを合わせても高いところで100万円を越えることはほとんどないよう。学費面に不安があって美容師を諦めていた人でも、1年間に20万円前後しかかからないので、働きながら通信教育を受けることも出来るのです。
 

通信課程ならではのデメリット

ここまでで、通信課程についておおよそのイメージは掴めてきたでしょうか? 時間の制約もなく誰でも気軽に受講できる通信課程ですが、やはり通信ならではの弱点も隠れています。デメリットを知らずに受講するのは、かなりのリスクを伴うのでここでしっかり確認しておきましょう。

国家試験にあまり有利じゃない

美容師として働くには必須となる国家試験。昼間課程の場合は、試験に特化した授業内容をみっちりやるので、合格率も高いですが、通信の場合はほとんどが自力での勉強となります。質問したくても、その場で質問することが出来ないので勉強が思うように進まず、国家試験の対策を十分に出来ないまま試験に臨む場合もあるようです。

自分の“根気”が試される

時間や場所に縛られないぶん、自主性が必要となってくる通信制では「なんとかなるだろう」と安易に考えて、テキストなどを疎かにしてしまうと痛い目に…。また、忙しい合間をぬって勉強しなくてはいけないので、なかなか学習が進まないケースもありがちのようです。
 

美容師の通信生になろう! 「通信課程の種類」

通信課程での学び方は、仕事やアルバイトと並行して勉強する方法や、昼間は普通の学校に通いながら通信制で美容師を目指すという方法など様々です。中には高校卒業資格を持っていない人に向けて、美容師学校と提携してWスクールで学ぶことが出来る「通信制高校」もあります。高校と専門学校の両方に通いながら3年間勉強することで、卒業の際には「美容師免許」も取得できるんですね。
 
高校卒業後に専門学校へ通う方法だと、美容室で働き始めるのが20~22歳からになります。ですがWスクールで免許を取得すれば、最短で18歳から美容室デビュー出来るんです。一人前になるにはデビューしてからも長い下積みが必要と言われている業界なので、早めにデビューしたいという人にはおすすめですよ。
 
また、通信課程に入学する時期も、学校によっては「4月入学」と「10月入学」のどちらかを自分で選ぶことができます。高校を卒業し4月から美容室でアシスタントとして働き始め、仕事に慣れた頃「10月入学」で通信制に通い始めるなど、自分のライフスタイルやペースに合わせる形で通うことが出来ます。

 

通信生の入学から卒業まで! 美容師の通信課程のスケジュール

それでは、通信課程ではどんなスケジュールで勉強していくことになるんでしょうか。学校によっても異なるのですが、ここではスケジュールの具体例を挙げて説明していきましょう。まず入学すると、月に1回のペースで課題となるテキストが送られてくるので、それに基づいたレポートを提出することに。毎月レポートを提出することで、自宅学習の進み具合をチェックされるんですね。
 
またレポートの提出を続けていくと、春と夏など決まった時期に学校へと通う「スクーリング」が行われます。スクーリングの期間は学校によってさまざまですが、年間10~30日前後通うことになるのが一般的。宿泊施設のサポートもありますので、遠方からでも安心して通えるはず。レポートやスクーリング以外にも、模擬試験や画像添削でしっかりと技術が学べるんです。
 
そして3年次にはいよいよ「美容師免許」の国家試験に挑むことに。この試験は半年おきに行われるため、「4月入学」であれば7~8月の実技試験、9月の筆記試験を受験することになります。また「10月入学」の場合はその半年後の1~2月に実技試験、3月に筆記試験となるんですね。なおWスクールの場合、通信制高校は単位制なので、3年次の受験に備えて2年次までにほとんどの単位を取得してしまうという人が多いんですよ。
 

美容師の通信生は卒業後も安泰?

実技面などに不安が残るという人のために、通信課程ではスクーリング以外にも技術指導や教室開放によってしっかりとサポートを行ってもらえます。国家試験に不合格となった場合でも、半年後のために引き続き勉強が続けられる「合格保証制度」を設けている学校も。通学より不利な点の多い通信課程ですから、こういったサポートは積極的に利用していきたいですね。
 
また、就職についてもちゃんとサポートしてくれます。学校によっては卒業後の就職先の相談だけでなく、通信制で学びながら働ける美容室を紹介してくれる「入学前就職サポート」といった制度もあるんです。さらに卒業後の再就職でも学校が頼りになすので、安心して自分に合った美容室を探すことが出来ますよ。
 
美容師としての勉強以外にも、メイクやヘアスタイリング、着付け、さらにネイリストやアイリストの技術を学べる講座を開講している学校もあります。こうした講座は在学中に受講できるので、美容師免許を必須とするアイリスト美容師の知識が必要なヘアメイクアーティスト、メイクアップアーティストを志す人でも通信制で十分学ぶことが出来るんですよ。美容業界で働く場合はまず美容師免許を取るところがスタートなので、学校に通う時間が無い方もあきらめずに通信課程で学んでみてはいかがですか?
 


誰でも気軽に受講できる通信課程ですが、自分ひとりで勉強を進めなくてはならないので、思った以上に根気と時間が必要のようです。しかし、プロのスタイリストになるためには必要な過程。すでにアシスタントとして働きながら美容師の資格を取ろうと考えている人は、早く一人前になれるように通信課程を受けてみるのも良いかもしれませんよ。

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