美容スペシャリストな自分になるために

更新:2016.07.15

作成:2016.06.16

エステティシャン

漢方の力で体の内側からキレイに! エステでも活用される美容漢方


体の内側から体質を改善させて健康をもたらしてくれる治療法、漢方。東洋医学に基づいて発展してきた漢方は高い薬効から注目を集めていて、最近では西洋医学を専門とする医者が漢方薬を治療に取り入れるようになってきているほどです。
 
また、漢方を美容に用いる「美容漢方」というものも発明されています。そこでは一人ひとりの体質に合わせて、キレイになるために最適な漢方薬を処方してもらえるのが魅力。ここでは美容漢方の効果や方法と、美容漢方を活用した漢方エステについて見ていきましょう。

美容漢方って何?

漢方は体に不調が現れたときその症状だけを問題にするのではなく、体全体を体質から改善していくことを目指す治療法。そこでは植物や動物といった自然に存在するものの薬効を利用した漢方薬が用いられ、病気を予防したり治療したりするために大きな成果を上げています。
 
そんな漢方の効果を美容に応用したのが美容漢方。漢方薬の力を借りれば、外側から体に働きかける化粧品や美容品とは違って、内側からキレイになっていくことができます。新陳代謝を活発にしたり血行を良くしたりすることで美肌効果が得られるほか、ダイエットにも有効です!
 

美容漢方のカウンセリング

美容漢方ではまず最初にカウンセリングを行います。どんな習慣で生活しているのか、どんな症状があるのかといったことを聞いて、クライアントの体質を確認するのです。その上でクライアントの希望を聞いて、体質も考慮して最適な漢方薬を処方するという流れになります。
 
カウンセリングをする際、体の状態を判断するために用いられる指標として「証」があります。体力があって自然治癒力も充実している「実証」と自然治癒力が衰えていて虚弱な状態である「虚証」や、新陳代謝が活発で脈が速い「陽証」と新陳代謝が衰えていて脈が遅い「陰証」といったように様々な証を組み合わせてクライアントの体調を判断。それを踏まえて適切な漢方薬を処方するのです。
 

漢方薬の種類

漢方で用いられるのは、自然に存在している薬効のある「生薬」を使った漢方薬。処方の仕方は大きく分けると、生薬をそのまま利用できるように煎じたものとそのエキスを粉薬にしたものの2種類があり、飲みやすさや効用が違っています。また、生薬にも様々な種類があるので、以下にて主要なものをいくつか見てみましょう。

生姜

一般的な食材としても使われる生姜の根茎は、生薬としても有名です。新陳代謝の機能を促進させる効果があり、発汗作用を利用するためにも使われます。

桂皮

枝の部分である桂皮と皮に当たる肉桂のどちらも有用で、体を温めて発汗させる効果があります。また、血行を促進させてくれる効果も。

大黄

漢方の“将軍”と言われることもあるのがこの大黄。便秘を解消するのに非常に高い効果を発揮するのですが、妊婦の方や授乳中の方は服用を避けるようにしてください。

茯苓

マツボドの菌核を材料とした生薬です。消化機能を高めたり、精神を安定させたりする効果があり、むくみや食欲不振を解消するために用いられます。
 

漢方エステとは

また、漢方を取り入れてエステを行う漢方エステというものも登場しています。漢方を使ったオイルなどを用いてボディマッサージやフェイスマッサージを行うことで、新陳代謝を活発にしたり自然治癒力を高めたりして健康的で美しい肌に。漢方を利用した痩身マッサージを行っているサロンも多く見られます。いずれにしろ、漢方は体質の改善を目指すものなので、高い効果を得たい人は継続的に通い続けると良いでしょう。
 

どんな資格があるの?

美容漢方に関する資格としては、漢方コーディネーターや総合漢方エステ療法士といった資格が民間で発行されています。漢方を処方できるのは薬剤師だけですが、美容漢方を取り入れたエステサロンを開業したいと思った場合、漢方に関する知識は必須。興味がある人は資格を取得しておくと良いでしょう。

 
総合漢方エステ療法士は黒龍江中医薬大学日本校で開講されている「総合漢方エステコース」を修了することで得られる資格です。そこでは漢方を使ったフェイスケアやボディケア、薬膳指導といった実用的な技術を学ぶことができるので、漢方エステを開業したい人にはうってつけ。
 
また、漢方コーディネーターは日本安全食料料理協会の認定する資格で、漢方や漢方薬についての知識があることや、漢方のカウンセリング方法について通じていることを認められれば取得できます。
 


 
 
外見を整えるだけでなく、体の内側に働きかけてキレイを実現する美容漢方。症状や体質に合わせた漢方薬を処方してもらえるのが、漢方の大きな特徴であり魅力ですね。美容ブームで様々なエステサロンが乱立している現在だからこそ、一風変わったアプローチで他のサロンと差をつけることを目指してみてはいかがでしょうか。

Author:美プロ編集部

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