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作成:2016.07.29

エステティシャン

大人ニキビに悩むあなたに…ニキビの原因と効果的な対処法とは


きちんとスキンケアをしているつもりなのに、いつの間にかニキビができていた…誰もがそんな経験をしたことがあるんじゃないでしょうか? ニキビは思春期のものから大人ニキビまで、年齢関係なく生じてしまうので厄介ですよね。しかも一度できてしまったニキビは放置しておくと悪化する恐れも。適切な対処法を知っておくことが大切です。
 
また、ニキビの対処法は部位によって適切な仕方が違っています。ニキビだからといって同じケアをしていては、いつまでたっても治らないなんてこともありえるんです。そこで今回はニキビの原因と種類、部位によって違う対処法などをご紹介していきます。

ニキビのできる原因とは

ニキビの原因には様々なものがありますが、その種類は大きく分けると「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2つがあります。どちらも毛穴が詰まることによって生じるものですが、毛穴が詰まる原因がそれぞれ違っているんですね。
 
思春期ニキビはその名のとおり、10代の若いころにできるもの。ホルモンバランスが崩れて、ニキビを引き起こすアクネ菌が繁殖することで生まれてきます。また、10代は毛穴が未発達なので、そこに皮脂が溜まってニキビが発生するということもあるようです。
 
それに対して大人ニキビは、女性ホルモンより男性ホルモンが優位になって皮脂の分泌量が増えることで生じてきます。そのほかストレスやバランスの悪い食生活、睡眠不足といった生活習慣も原因の一つ。正しい生活習慣を送っていないと、新陳代謝が悪くなって古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるサイクルが乱れて、毛穴が詰まり、ニキビが生じてしまうんです。

ニキビにはどんな種類があるの?

白ニキビ

ニキビの初期段階と言われ、白くぷくっとした皮脂が肌の下に見えるのが白ニキビです。これは毛穴にできた角栓の下に皮脂や老廃物が溜まって、毛穴の内側から盛り上がっている状態。この段階なら、まだ炎症も起こっていないため、家で洗顔を適切に行ったり、不規則な生活を改善するなどして治すことができます。

黒ニキビ

毛穴に詰まった皮脂や老廃物が表面に押し出されると、外気に触れて黒く変色します。これが黒ニキビで、皮脂がたまった状態で放置して、アクネ菌を増殖させてしまうことが原因で起きるんですね。まだニキビの初期段階と言えますが、何度も生じるようであれば早めに皮膚科の診察を受けておきましょう。

赤ニキビ(赤色丘疹)

赤く盛り上がったニキビで、白ニキビが炎症を起こしてしまった場合に生じます。大量にアクネ菌が増殖し、それが肌への刺激となって炎症が起こるというのがそのメカニズム。皮脂を洗い流そうと洗顔しすぎた結果、肌の乾燥を招き、余計に皮脂の分泌が増えてしまって現れる場合もあります。放置すると炎症が止まらず、痕が残ってしまうこともあるので、皮膚科で薬を処方してもらってください。

黄ニキビ(膿疱ニキビ)

黄ニキビはニキビが悪化して、膿んで黄色くなったものです。中心に黄色い膿ができて、周りが赤くなります。赤ニキビを放置していたり対処法が間違っている場合に起こります。爪で潰したり、膿を無理に押し出したりすると痕が残るので、皮膚科を受診したほうが良いでしょう。

紫ニキビ(結節性ニキビ)

赤ニキビに少し似ていますが、固い突起物ができることや、炎症が真皮にまで広がって毛穴の中に膿や血が溜まることが特徴。ここまでニキビが進行すると治った後も痕が残る確率が高くなります。自分では治せないので、皮膚科にかかり投薬治療や切開をして中の膿を出すといった方法で治療する必要があります。
 

部位によって異なる! ニキビの対処法

ニキビは白ニキビや黒ニキビといった初期段階のものであれば、自分で対処したり予防することができます。ただし、ニキビのできた部位によって適切な対処法が変わってくるので、ここでは部位ごとの対処法を見てみましょう。

顎ニキビ

顎ニキビはほとんどの場合、ホルモンバランスの乱れが原因です。十分な睡眠をとり、バランスのとれた食事を心掛けましょう。直接的なスキンケアよりも、まずは生活習慣を見直すことが大切です。もちろん、衛生面に気をつかうことも忘れないようにしてくださいね。

鼻のニキビ

鼻は皮脂の分泌が多く、毛穴が詰まりやすい部位です。そのため、正しい洗顔をして皮脂や汚れを落とすようにすれば、事前に防ぐことができますよ。また、できてしまった場合には、メイクの際に厚塗りで毛穴を塞いでしまわないよう薄く塗るといった工夫が有効です。食事も脂分の多いものをとりすぎないように注意すると良いでしょう。

頬のニキビ

ニキビが片方の頬に集中してできる場合は、いつも寝るときに枕に押しつけている頬が、枕で繁殖している雑菌に反応しているという可能性もありえます。その場合は枕カバーをこまめに取り換えるなどして、清潔に保つよう心掛けましょう。また頬に当たる髪の毛が刺激となって、ニキビを招くことも。その際にはシャンプーを刺激の少ない無添加のものに代えたり、頬に髪の毛が当たらないように髪型を工夫すると改善できますよ。
 


 
 
様々な原因によって引き起こされるニキビ。放置しておくと治療しても痕が残ってしまうところまで進行してしまう恐れもあるので、早めの対処が必要です。また、生活リズムを改善したり、適切な洗顔や保湿を心掛けたりといった毎日の習慣もニキビ予防には必須。ニキビができてしまった際にも、焦らず正しい対処法を行っていきましょう。

Author:美プロ編集部

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