美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.07.26

作成:2017.07.25

エステティシャン

香害にならないために!エステティシャンが気を付けるべきこと

エステティシャンと言えば、あらゆる職業の中でも最も「香り」に気を付けなければならない職業のひとつでしょう。しかし、ときにその心掛けが逆効果となり「香害」となっている可能性もあります。

今回はエステティシャン・エステサロンと香りの関係について詳しく解説します。

エステティシャンの香りが気になる

デオドラントと書いたピンクの瓶

「エステティシャンの香りが気になる」とお客様から指摘を受けることがあります。けれども、体臭や口臭、汗の臭いなどを指摘される場合はあまりありません。多くの場合、サロンで指導を受けている場合が多く、また自身もお客様に近づく接客業として、そういった臭いには気を付けている人がほとんどです。

しかし、体臭を消そうとして香水を用いたり、香りの強いシャンプーやボディーソープを用いたりすると、それもまたクレームに繋がる場合があります。気を付けたいのは、香水、シャンプー、ボディーソープのほかに、制汗スプレーやデオドラントスプレーなどが挙げられます。

また、意外と指摘されることが多いのが柔軟剤です。近年では、海外の柔軟剤が日本に輸入されているほか、国産の柔軟剤でも香りの強いものが販売されるようになってきています。

結果的に、本人やその制服から香る匂いがあるだけでなく、残り香がサロンのファブリックに移ることによって、お客様に不快な思いをさせてしまうことがあるのです。

お客様に心地よく施術を受けて頂くために

お客様に心地よく施術を受けて頂くためには、エステティシャンは日常的に用いるアイテムに気を付ける必要があります。基本的に自分の身体や服を洗うアイテムは、強い香りのするものは避けるべきでしょう。

可能であれば、香水は使わず、シャンプーやボディーソープ、デオドラントスプレー、柔軟剤などは、すべて無香料のものを使うことが理想と言えます。

また、エステサロンによっては、ルームフレグランスの香りにこだわっている場合もあるでしょう。サロン内で敷物やカーテンを洗う場合にも、自分の制服の洗剤・柔軟剤などと同様に、その香りがきつすぎないかを確かめましょう。

香りは、そのままエステサロンのイメージにもつながります。自分の香りがサロンから浮いていないかを、定期的にチェックし、常に考えて行動しましょう。

程よく香るものが良いのであれば、消臭剤でもあるファブリックミストを使うのもよいでしょう。普段から持ち歩く場合は、アトマイザーや小瓶などを用意して小さい容器に入れ替えましょう。

重要なのは「お客様目線」

青い香水

サロンに勤める人にとって、香りについて意識を高く持つことはエステティシャンとして大変重要。けれども、それをひとりだけで気を付けていても、意味がありません。自分の身に纏っている香りが不快なものでないかは、自分自身で確認するのは難しいのです。

同じエステサロンの同僚同士などの仲間内で、お互いの香りをきちんと確かめ合いましょう。

Author:美プロ編集部

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