美容スペシャリストな自分になるために

更新:2020.07.30

作成:2017.02.06

アイリスト

男性はアイリストになれる?メンズ専用のマツエクサロンも登場!


 

近年では、メイクやスキンケアは女性だけがするものではなくなっています。女性よりお肌に気を使う男性や、メイクをして見た目をよくする男性が多いのです。そんな男性のメンテナンスの場として、「メンズ専門のマツエクサロン」やネイルサロン、脱毛サロンがオープンしています。

 

そこには、女性のアイリストやネイリストだけでなく男性のアイリストやネイリストが活躍する時代。これからアイリストを目指す男性も、増えていく事でしょう。ここでは、マツエクサロンに通うお客様の事情や男性アイリストの需要などをご紹介していきます。

 

INDEX
■男性がアイリストとして働くには?
■男性アイリストの需要はあるの?
■男性も働きやすい「メンズ専用マツエクサロン」も登場!
■なぜ、マツエクをする男性客が急増しているの?
■男性客と女性客、異なるマツエク施術のポイントとは?
■まとめ

男性がアイリストとして働くには?

男性がアイリストになるために、どのような条件があるのでしょうか。大きく分けると2つ存在します。

 

  • 美容師免許を保持している事
  • 男性のアイリストが働けるサロンである事

 

性別問わず、アイリストとして働くには「美容師免許」が必須となります。美容師として働いていたけど、キャリアチェンジでアイリストとなる人も少なくありません。美容室で使用する薬剤が肌に合わなかったり、持病の腰痛が悪化してしまったりと、美容師として働きたくても働けないという人もいるでしょう。

 

男性のお客様が増えている事や、アイリストだけでなくネイルサロンで活躍する男性スタッフも増えています。男性スタッフが働くサロンでは、「男性スタッフ在籍」などと書かれている事があり、施術者が男性である事を事前にお客様へお知らせする事もあります。そのように、男性アイリストの受け入れ体制が整っているサロンでは問題なく働く事ができるのです。

男性アイリストの需要はあるの?


 

男性のまつ毛エクステが浸透してくるにつれ、男性アイリストの需要も高まりつつあります。「目がきつく見られる」「短いまつ毛が気になる」という悩みを抱えた男性がまつ毛エクステで悩みを解消したいと思っても、女性アイリストが相手だと「男なのにまつエクするの…」という風に思われるのではないかと心配してしまうもの。男性が相手なら無駄に緊張することなく施術を受けられるので、安心できるという人が多いようです。

 

さらに、男性目線のアドバイスや施術を行うことができるのも男性アイリストならではの強み。女性がまつ毛エクステを受ける動機は「きれいに見られたい」「可愛く見られたい」というものがほとんどですが、男性の場合には「コンプレックスの解消」や「仕事上の印象を変えたい」などの理由も多く、男性ならではの施術方針が求められることもしばしばあります。

 

逆に女性のお客様は“男性目線で”可愛いと感じるまつ毛エクステを求めてメンズアイリストに頼ることがあります。サロンに訪れる女性は「目元をぱっちりさせたい」「可愛くなりたい」という思いを持っていますが、女性と男性では“可愛い”の認識が少し違いますよね。男性は派手過ぎるまつ毛エクステにはあまりいい印象を持たないケースが多く、女性の考える“可愛い”が逆に男性からの印象を悪くしているという可能性も。そこでメンズアイリストに施術してもらい、モテるまつ毛エクステを追求する女性もいるようです。

男性も働きやすい「メンズ専用マツエクサロン」も登場!

女性のアイリストに比べて、男性のアイリストは少数派です。しかしながら、大都市ではメンズアイリストを積極的に採用しているというマツエクサロンもありますし、なかには「男性専用」とかかげているところもあります。

 

そんなメンズアイリストに対して寄せられるクチコミは実にさまざまです。
「技術がとても高かった。以前にやってもらった女性のアイリストさんとはまったく違う。今度から指名する」という声もあれば「アイリストさんにお願いするときは、化粧を落とさなきゃいけない。ノーメイクの顔を男性に見せるのはちょっと…」という声も。

 

クチコミは、書く人が男性か女性かによっても評価が分かれますが、基本的にはアイリストの技量やコミュニケーション能力に左右されます。男性アイリストとして活躍したいのであれば、お客様が男性であれ女性であれ、技術の向上に努め、細やかな心配りをすることが求められるでしょう。

 

また、「マツエクができる美容師」の需要は、今後ますます高まっていくと考えられます。「美容師としてできる事を増やしたい」という人も「美容師から転職したい」という人にも、アイリストとしての技術を持つ事はさらなるスキルアップと繋がるでしょう。

 

男性だから」という言葉に惑わされず、アイリストへの道へ進んでみてはいかがでしょうか。マツエクサロンやまつ毛エクステメニューを取り扱う美容室など、活躍の場はさまざまです。まずは、応募を兼ねてサロンのスタッフに相談してみるのも良いかもしれませんね。

なぜ、マツエクをする男性客が急増しているの?


 

マツエクをする男性が増えている要因としては、人間の印象が見た目によって大きく左右されるという事にあります。そのため、男性でもマツエクをしたいと考える人が増えているのです。

 

芸能関係者だけではなく、営業職に就いている人にも人気が高く、お客様のうちの10パーセント程度が男性だというお店すらあります。かつては、「スキンケアなど男性のするものではない」と思われていました。しかし、現在では、20代~50代男性のうち57パーセント近くが「スキンケアやヘアケアをしている」、というデータもあります。

 

美に対する関心が深まってきた今、マツエクも、男性にとっての選択肢の一つとなっているのではないでしょうか。

男性客と女性客、異なるマツエク施術のポイントとは?

まつ毛エクステの目的が異なる男性と女性では、施術時のポイントも変わってきます。女性は、「ボリュームアップ」に重きを置いたまつ毛エクステをつける傾向がありますが、男性が同じような施術を行うと不自然な印象を与えかねません。男性のまつ毛エクステ施術を行う際に最も大事なことは、「自然な見た目」を意識すること。男性の場合は、アイメイクなどの化粧をしないのでまつ毛エクステをつけると女性よりも目元がはっきりしやすく、まつ毛のボリュームを少し増やすだけでも全体的な印象は大きく変化します。

 

芸能関係者だけでなく、経営者や営業マン、さらにその他の男性にもまつ毛エクステが広まってきた背景には、エクステをつけると「自分に自信が持てる」という心理的なメリットがあるようです。大切な仕事や発表会を控えてまつ毛エクステをつけに来るお客様もいると思うので、納得のいく目元のデザインを提供し送り出してあげられると良いですね。

特に気を付けたい女性客への施術とは

男性専用のマツエクサロンでない場合は、お客様のほとんどが女性の可能性が高いです。女性を相手に接客する場合は、やはり注意が必要です。こちらは、丁寧に対応しているつもりでも男性アイリストという事で偏見を感じられる人も少なくありません。次のような事に注意しておきましょう!

 

  • 男性アイリストが在籍している事がきちんとHPなどに表記されているか
  • 担当するお客様に事前にアイリストが男性という事を公表しているかが伝わっているか
  • 女性的な気配りをし、物腰やわらかい接客態度で対応出来ているか

 

このように、女性が多く訪れる環境では「些細な動作や気配りにも注意が必要」という事です。男性というだけで威圧感を感じてしまう人もいるので、ツイザーなどの道具を使う際には物音を立てずに扱うなど工夫をしてみましょう。また、サロンに来てみたらアイリストが男性だった!と驚かせてはいけません。事前にお伝えしておく事で、性別の違いは問題なく施術を受けられるでしょう。

まとめ


 

美容室でカリスマ美容師として男性が多く活躍しているように、マツエク業界でも男性にスポットが当たる日が来るかもしれません。まつ毛エクステの装着技術は、手先が器用な人にはうってつけのお仕事です。

 

アイリストという仕事は「美容師免許」が必須なため、誰しもなれるわけではありません。美容師免許を持っている人であれば、チャレンジしてみる価値はありそうです。美容師免許を必須とし、特殊な技術で施していくため、サロンにより異なりますがお給料は他の美容業の中でも高めなのです。

 

まだまだ、男性アイリストの人数は女性より少ないですが、女性アイリストに負けないくらいの技術接客力で指名客を増やしていけると良いですね!

Author:美プロ編集部

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