美容スペシャリストな自分になるために

更新:2016.07.06

作成:2016.05.24

ネイリスト

頑丈でツヤのある爪が手に入る! 今大人気の“ジェルネイル”について知ろう!


今、若い女性に大人気ジェルネイル。ジェルネイルとは、言葉の通り専用のジェルを使い爪をコーティングしていくネイルのことです。透明感とツヤのある爪を手に入れることができ、しかもポリッシュネイルより耐久性が高いので、今は爪にカラーを塗るだけのポリッシュネイルより、ネイルといえばジェルネイル! と感じる人も多いでしょう。
 
しかし、実はジェルネイルには気を付けなければならないこともたくさん。注意点にもきちんと対処できるようにするために、今回はジェルネイルについて紹介していきたいと思います。

ジェルネイルとは?

ジェルネイルとは、ゲル状の合成樹皮を爪に塗り、UVライトまたはLEDライトで硬化させることで人工爪を作っていく施術方法です。美しいツヤと透明感があり、持続性が高いのが特徴。また、ネイルを施すというよりは、爪自体の補強として使われる場合も。ジェルの種類によって、ハードジェルとソフトジェルの主に2種類に分類されています。

ハードジェル

従来施術されてきたジェルネイルは、ハードタイプのジェルを利用したもの。透明感と強度、また装着した時の付け心地の軽さが特徴です。仕上がった爪はきっちりコーティングされ固くなります。しかし、施術前に爪を削ったり、オフも難しくなっているので、日本ではハードよりソフトジェルのほうが主流になってきています。
 

ソフトジェル

最近、人気が急上昇しているのは、柔軟性が高くリムーバーで簡単に落とすことができるソフトジェルタイプ。施術後も自爪と一緒に曲げることができるくらい柔らかくナチュラルなツヤ感を出すことができます。また、ハードタイプと違い爪を削らなくてもリムーバーで落とすことができるので、爪に良いといわれています。
 

施術方法

ジェルネイルの施術方法は特徴的で、ポリッシュネイルとは大違い。次は、ジェルネイルの施術方法を簡単に紹介していきたいと思います。ジェルの種類によって多少違いがあるので、違いも確認しながら見ていきましょう。

プレパレーション

ジェルを塗る前に行う下準備。爪に水分が多く残っていると、ジェルネイルが浮いてくる原因になるので、ジェルの密着性を高めるために爪を削る作業(サンディング)をしていきます。そのあと、爪の表面の油分や水分を除去するための液体プレプライマーを塗って下準備完了。プレプライマーはネイルトラブル防止や、爪のPHを整えて健康に保つための役割も果たしてくれます。
 
ソフトジェルの場合は、この下準備がほとんど必要なく爪を削らなくていいため、爪が痛みずらいのが人気の理由。ただし、爪が薄く軽いほうがネイルの持ちがよくなるので、サンディングのみ行う場合もあります。
 

ベースジェル

自爪との密着度を高め、爪への色素着色を防ぐためのベースとなるジェルネイルを塗ります。この後、一度ライトを照らすことでジェルを硬化させます。
 

カラージェル

カラー染料の入ったジェルを塗り、ライトで硬化させます。カラーの2度塗りやアートを行う場合は、ジェルを乗せるたびにライトで硬化させることが必要です。
 

トップジェル

最後に透明なジェルを乗せることでツヤを出し、長持ちさせます。
 

仕上げ

ライトでトップジェルが固まったら指の周りや、硬化しなかったジェルをきれいにぬぐい取っていきます。これでジェルネイルの完成です。
 
施術に関してハードジェルとソフトジェルに違いが出るのは、最初のプレパレーションの部分のみ。しかし、ジェルネイルにとって下準備が上手にできるかどうかで、施術やその後の仕上がり、持続性が大きく左右されます。下地だからと手を抜かず丁寧に施術を行いましょう。

ジェルネイルのオフ方法

ジェルネイルでややこしいのがオフの方法。これがハードジェルとソフトジェルが大きく異なる部分になるのできちんと把握しておきましょう。

ハードジェルのオフ方法

ハードジェルは、ネイリストが施術する際につけていても取れないように除光液やリムーバーでは溶けないように作られています。よって、ハードジェルをオフするには、ジェル自体を専用のやすりで削っていくという方法になります。ジェルネイルはついつい削りすぎてしまう人が多いので、削りすぎないように気を付けながらオフをおこなっていきましょう。

ソフトジェルのオフ方法

ソフトジェルはアセトン溶液に浸して落とすことが可能。コットンなどにアセトン溶液を浸して爪に巻き、その上からさらにアルミで巻いて爪にアセトンを染み込ませることでソフトジェルがぽろぽろと剥がれ落ちてきます。それを何度か繰り返し、剥がれ落ちない場合は爪をスポンジファイルという柔らかいやすりで削りながらオフしていきます。爪自体を削ることはありませんが、アセトンは主に工業で有機溶媒として用いられる有毒性を含む物質。毒性はとても低いものですが、換気不十分での健康被害や爪への影響が出る場合があるので、きちんとアセトンの使用方法について熟知しておきましょう。
 


 
 
ジェルネイルは、爪をきれいに整え丈夫にしてくれますが、爪自体へのダメージもとても大きくなっています。なるべく健康な爪でジェルネイルを楽しんでもらうために、正しい知識と施術技術を身につけていきましょう。

Author:美プロ編集部

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