美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.03.04

作成:2017.03.17

ネイリスト

資格なしでネイリストとして働く方法&資格取得のメリットとは


 

美容業界には「美容師」や「ネイリスト」、「エステティシャン」などさまざまな職種があり、資格の数も豊富。ですがネイリストには特に資格がなくても働けるサロンが多数あって、実際に「資格なし」で働いている方もたくさん。そしてその中には、主婦業やママ業と両立して働いている人も多いんですよ。

 

そこで今回は資格を持っていない人がネイリストとして働く方法をご紹介。資格なしでネイルサロンに勤めた場合の働き方や給与などを取り上げていきます。さらには、ネイリストの資格の種類や取得後のメリットまで解説していくので、資格の取得を目指している人は参考にしてみてください。

資格がなくてもネイリストとして働く方法とは

ネイリストになるのに、必ず取得しなければならない資格はありませんが、専門的な技術や知識の習得が必須です。そのためネイルスクールに通って勉強し、卒業してからネイルサロンで働くのが一般的です。求人サイトなどで、実際にネイルサロンが掲げている応募資格には「〇年以上の実務経験者」「ネイリスト検定〇級以上」と定めているところがあります。ですが、「未経験者歓迎」「資格不問」と謳っているところも最近、数多く見られます。また、アルバイト・パートに限らず正社員として積極的に採用してくれるネイルサロンもあるので、自身の条件にあったサロンの求人を探してみるといいでしょう。

 

気になる給与ですが「未経験・資格なし」での採用になると、アルバイト・パートだと時給にして900円~1,200円といったところで、試用期間中だと950円ぐらいが相場ですね。正社員になると初任給の平均額は18万円~20万円ほど。またアルバイト・パート、正社員のどちらも試用期間が終わり、ネイルの施術を担当するようになって指名客がつくようになると歩合給が加算されることもあるので、さらなる給与アップも狙えます。

 

また、ほとんどのネイルサロンには「研修制度」が設けられており、資格を持っていない人でも技術を習得してから実務に入れます。「研修制度」の期間はサロンによって様々なので、自分の技術に不安が残る人はサロンで充分な研修が受けられるかどうか確認しておくのがオススメですよ。

 

ネイリストの資格を通信で取るには

ネイリストの資格を取得するにあたって、専門学校やネイルスクールに通うのとは別に、通信のコースや教材を使うという手もあります。通信制教材を利用するメリットとしては、3つあります。

 

まずは、費用面です。実際に通学するより全体の費用が安く済ませられるという点です。入学費や授業料、さらには交通費に関しても節約することができます。2つ目は、自分のペースでゆっくり勉強が進められるという事。仕事や家庭の事情により通学の時間が取れない場合もありますので、そういった方には効果的です。3つ目は、自宅から通える距離にネイルスクールがないといったケースです。通うには遠くて厳しい場合にも通信制教材を利用すれば、いつでも勉強が始められることです。

 

気を付けなければいけないことは、疑問点がすぐに解決できないことです。また、プロとして実際に働きたい場合には、やはり技術面での直接指導が、必要になることも忘れてはいけません。通信の教材では、質問方法として電話やメールでの対応を行っていますが、時間によってはすぐに対応してもらえない場合もあります。また、技術的な面について、実際にその場でお手本が見ることができないこともデメリットと言えます。通信制教材を利用する場合は、プロネイリストになるまで、目標を持ち計画的に学んでいくと良いかもしれませんね。

ネイリストの資格取得にかかる費用

続いては実際にネイリストの資格を取るにあたって必要な費用について解説します。一般的にネイルスクールの資格取得を目指すコースの受講料は、ネイリスト検定初級レベル(3級)で20万円からです。プロとして就職したい人向けのコース(2級)で取得するのであれば30万円以上、さらに上を目指して上級レベル(1級)になると50万円以上かかってきます。

 

受講するレベルや期間、学校にもよりますが、プラスで入学金もかかります。一般的に就職できるレベルになるまでスクールで勉強すると、100万円ほど必要だと言われているのです。もちろん他にも消耗品を買ったり、道具をそろえたり、通学にかかる交通費もかかってきます。

 

受講料だけで考えれば、スクールに通うより通信制のコースの方が安価で資格取得を目指すことができます。スクールに通う半額程の費用で受講が可能なので、直接、指導を受ける事は出来ませんが費用を抑えるといった面では、ひとつの手段として視野に入れてみても良いかもしれません。

 

ネイリスト検定を受けるには、資格取得のための学習費用にプラスして試験を受けるための受験料がかかります。日本ネイリスト検定試験センターで受けられるネイリスト技能検定試験の費用を見てみましょう。3級で6,600円、2級8,800円、1級は11,000円です。またジェルネイル技能検定には、初級9,720円、中級12,960円、上級16,200円かかります。(すべて税込み・2019年3月時点)

 

また、ネイリスト技能検定試験の1級2級はひとつ前の級に合格した人しか受験資格がありません。そのため、1級を取得したい場合には、まずは3級を取得し、その後2級を取得しなければ、受験資格が与えられません。もし、どこかの段階で落ちてしまえば、先には進めないという事ですね。

 
⇒日本ネイリスト検定試験センターHP
⇒JNAジェルネイル技能検定試験HP

独学でもネイリストになれる?

スクールに通うにしても、通信で資格取得を目指すにしても、それなりに費用はかかってきます。そんな時、独学でもネイリストになれるのか、資格は取れるのか、と考える人もいるでしょう。実際に、ネイリストになるための必須の資格はないため、ある程度の技術を備えていれば、ネイリストを名乗ることはできます。しかし、逆にネイリストを名乗る条件がないため、ネイルサロンが求人募集をかける際は「スクールを卒業していること」「ネイリスト検定2級以上取得していること」などと、採用基準が記載されます。

 

市販の教材で知識面はある程度フォローできるでしょう。しかし、技術については誰かに指導してもらったり、実際にお手本を見て学ぶことが必要です。多くのサロンが基準とするネイリスト検定2級は知識だけではなく、高度な技術も必要となります。全くの独学では、やはりこの技術面で検定合格が難しくなります。1級合格についても不可能ではありませんが、1人でみっちりと長期間勉強し続け、技術に関してもアドバイスをもらえる環境が必要となってきます。

 

そのため、独学でプロとして活躍できるほどのスキルを身に付けるには、無資格で採用され、入店後にスキルを教えてもらったり、セミナーや資格取得を支援してくれるネイルサロンへの入店が必要となるでしょう。他にも友人や知り合いに、ネイリストがいる場合は個人でレッスンを受けさせてもらうのも1つの手です。さらに日本ネイリスト協会などに所属しておくと、セミナー情報や、コンテストの情報が手に入ります。他のネイリストとの交流や、ネイル用品などを安く買える特典もあるので、入会しておくのがおすすめです。

ネイリストのための学校やスクールについて

ネイルスクールに通うには費用はかかりますが、より確実に資格を取得したい場合にはやはり専門学校や、ネイリストスクールに通うのが良いでしょう。その他にも、美容学校のネイリストコースやネイリスト養成専門のスクールも存在します。自宅から通えるのであれば、通学することで質問もその場ですることができますし、技術を生で取得できるので確実に資格と技術を取得して行きたい場合におすすめです。周りからの刺激もあり、同じ仲間と同じ目標に向かって勉強できることは、モチベーションアップにもつながります。

 

ネイルの流行と共に、ネイルスクールも増えてきました。多くのスクールがあり、費用もまちまちと選ぶのが難しいのも事実です。大きな出費なので、自分に合ったスクール選びが大切ですよね。

 

ネイリストのスクールは、大きくわけて日本ネイリスト協会の認定校とそれ以外の学校が存在します。認定校は一定の条件を満たした学校のみが協会から認定されており、カリキュラムから講師まですべてがその一定の条件をクリアしています。いずれ、キャリアアップするために認定講師試験を受けたいと考えている場合、認定校以外のスクールを選ぶと講師を目指すのが難しくなってしまうこともあります。

 

他にも、日本ネイリスト協会が実施するジェルネイル技能検定などは、資格試験優遇制度があり、スクール内で受験ができるなどと選ぶスクールによってメリットがあるので、よく調べてから決めましょう。

ネイリスト資格の種類とそのメリット

資格がなくても働くことは出来ますが、やはり資格はその人の技術力を証明してくれるものなので、持っているとネイリストとしてより信頼されますよ。そこで以下ではネイリストの資格をいくつか紹介して、それぞれのメリットについても説明していきます。

「JNAジェルネイル技能検定」

この資格は「NPO法人 日本ネイリスト協会」が発行しているもの。ジェルネイルの普及を目的として開かれた検定で、資格を取得すると、サロンワークでジェルネイルの施術をするための技術があることの証明になりますよ。レベルは初級・中級・上級の3つに分かれていて、初級に合格すると次は中級、中級を合格すれば上級の試験を受けられるようになります。ネイル業界では「ジェルネイル」が定番化しているので、初級でも資格を持っていれば、ネイルサロンに就職する際に優遇されますし、すぐに現場に立たせてもらえることもあります。

 

「INAネイルスペシャリスト技能検定」

「NPO法人 インターナショナル ネイル アソシエーション」が発行している資格。A級、SA級、PA/AA/AAA級と分かれていますが、PA/AA/AAA級はプロフェッショナルを対象にした試験になっています。難易度の高い試験として有名ですが、この試験に合格すると「プロのネイリスト」として認められるので、ネイリストなら取っておきたい資格ですね。サロンで実績や経験を積んだ人が挑戦しているようなので、自信のある人は受けてみるといいでしょう。

 

「ネイルサロン衛生管理士」

こちらも「NPO法人 日本ネイリスト協会」が発行している資格ですが、ネイルの技術というよりも安心・安全にネイルサービスを提供したり公共衛生の向上を目指したものになります。お客様に健康面や衛生面でトラブルを起こしてしまわないように、この資格を取得するネイリストが多いんです。またネイルサロンを開業する際には、お客様に安心して施術を受けてもらえるように、この資格は取っておきたいですね。取得の難易度は高くないので、独立・開業を目指している人は是非、取っておきましょう。

 

JNECネイリスト技能検定の資格を取得できるスクールのカリキュラム・費用

スクールに通ってネイリストの資格取得を目指す場合は、どのようなカリキュラムをこなす必要があるのでしょうか。まずは、「JNECネイリスト技能検定3級」に対応しているコースから見ていきます。同コースで一般的に学べる技術は、爪のケアやカラーリング。ネイルアートの技術としては、平面的な「フラットアート」をマスターしましょう。こちらは「そもそも自分がネイリストに向いているのか?」という不安を抱いている人にもおススメのコースです。とあるスクールの受講期間は6カ月で、必要な経費は受講料と教材費を合わせて18万円程度。

 

2級を目指すコースでは学習内容がより深まり、チップを使って爪の長さを足す「チップラップ」などの技能が求められます。受講期間は約1年、費用は学費と教材費を合わせて40万円程を想定しましょう。

 

1級を目指すコースでは3Dのネイルアートも練習し、割れたネイルを治す「リペア」といった技術もカリキュラムに組み込まれます。受講期間は約2年で、費用は70万円台に。

 

もしも「スクールに通っているけれど結果が出ない」と悩んでいる場合は、短期集中講座を受講してみましょう。スクールによっては、ある程度の知識をもっている人を対象に、試験内容を短時間でカバーする講座を開講しています。その他、講師が全員JNAの認定資格を取得しているスクールや、資格試験に合格するまで補習などのサポートを徹底してもらえるコースも。資料を取り寄せるなどして、自分にあったスクール・コースを探しましょう。

 

JNAジェルネイル技能検定の内容を学べるスクールのカリキュラム・費用

「JNAジェルネイル技能検定」の初級を取得するためには、爪の上にジェルを塗る「フローター」という技術やネイルのケア、さらに「ジェルアート」を学ぶ必要があります。ジェルアートのデザインは、検定試験のランクごとに出題されるスタイルを身に付けていきましょう。初級で出題されるデザインの例としては「ピーコック」と呼ばれるクジャクの羽のような模様があります。コツを掴めば難しくないデザイン、という声もあるのでしっかり学んでくださいね。受講費用は3カ月で約4万8,000円の学費がかかります。

 

中級に上がると、爪先にホワイトをのせた「フレンチ」や色合いを段階的に変化させる「グラデーション」といったデザインも出題範囲に含まれます。施術の準備にあたる「プレパレーション」やネイルのジェルを落とす「ジェルオフ」という工程も学んでいきましょう。これも受講期間は約3カ月、費用は6万4,000円程が目安とされています。

 

最難関の上級試験を狙うのなら「クリアスカルプチュア」や「チップ&オーバーレイ」など、人工的に爪の長さを伸ばす技能を学ぶ必要があります。ジェルアートのデザインは、フレンチに加えて“ネイルアートの大定番”とも言われる「フラワー」が試験科目に。ネイルのベースカラーや、花びらの色を慎重に選びながら、繊細に仕上げなければいけません。こちらは受講期間は6カ月、受講料は8万円程を参考にしてください。

 

様々なスクールやコースがあり、目的によって学べる技術を調査して受講しましょう。ネイリストとして、資格がなくても就職することは出来ますが、サロンによって応募資格が変わってきますので、併せて確認すると良いでしょう。

画像出典:WorldSkills UK / DeeAnna Richardson (from Flickr, CC BY 2.0)WorldSkills UK/ Squad Selection WorldSkills Sao Paulo 2015 (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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