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作成:2017.04.04

特集

お菓子は仕事の潤滑油として必要? 職場での「お菓子外交」「お菓子外し」について議論勃発


 どこかへ遠出した際に買ったお土産を職場で配るのはよくあること。楽しかった思い出をおすそ分けすることで、ちょっとした会話のきっかけになることもある。またお土産でなくても、「お疲れ様です」という思いを込めて、コンビニなどで買ってきたお菓子を配るというのもよくある風景だ。ただこの行為、「お菓子外交」と呼ばれて疎まれたり、配り方によっては「お菓子外し」と言われて顰蹙を買ってしまうこともあるとか。

そもそも「お菓子外交」って?

 「お菓子外交」というのは、お菓子をお裾分けする行為の事だが、この言葉には少しの皮肉が混じっているよう。同じ職場の人を労う気持ちでお菓子を配ること自体はいいことだと思えるが、それが毎日のように続けばもはや業務の一環。あげなければ「どうして今日はくれないの?」と相手をもやもやさせることになり、変に関係がぎくしゃくしてしまうことに。特に互いにお菓子をあげ合っている場合は、「貰っているから返さないと」というプレッシャーにもなり、苦痛だと感じる人も多い。
 
 ネット上では「お菓子外交めんどくさすぎ。でも毎日くれる人がいるから返さないと… 禁止にしてほしい」「仕事に行ってるのになんでお菓子に気を遣わなきゃいけないの?」といった否定的な意見が続々と上がっている。中には「上司の懐に入るためにお菓子配ってる子がいる。そんなやり方ってあり?」と実際に“外交”のようにお菓子を使うパターンもある様子。ただ肯定派の意見としては「月数千円の出費でコミュニケーションが円滑にいくならやらない手はない」といった声も。

「お菓子外し」行為の何が悪いの?

 さらに「お菓子外交」に関連するものとして「お菓子外し」という行為がある。これはお菓子を配る際に、特定の人にはあげないというもの。お菓子の数が限られているから、自分の近くの人だけにあげる、という場合もあるようだが、中には気に入らない人を避けて配るというケースも。
 
 ネット上に上がっている“お菓子外しをする人”の意見としては、「仲の良い人にだけ配って何がいけないの?」「お土産なんて好きなように配らせてほしい」といったものがある。また、人を選んで配っていた人の中には「仲良しの同僚にだけお土産配ったら上司に『みんなに配って』って怒られた。腑に落ちない」と、全員に配ることを良しとする風潮に腹を立てている人もいるよう。
 
 ただ、「あからさまに自分だけ避けてお菓子を配られるといじめられてるみたいでツライ」「別にお菓子が欲しいわけじゃないけど、なんかモヤモヤする」「小学生じみたことやめてほしい」など、お菓子外しをされて心を痛める人も少なくない。
 
 お菓子を巡る意見は様々ではあるが、多くの人が「大人になってお菓子のことで悩まされるのはバカバカしい」と思っているようだ。いっそのこと職場でお菓子を配ることを禁止としてしまえば煩わされることもなくなりそうだが、そう単純な話ではないのだろう……。
 
画像出典:Jun OHWADA / お土産 (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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