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作成:2017.07.31

特集

労働時間が短いほど生産性があがる!?

2017年7月21日に公開された「経済財政白書」で、「労働時間が短いほど生産性があがることがわかった」と発表されました。今回は「働き方改革」の内容や現在の労働状況をご紹介。労働時間が長くて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

長時間労働は生産性が下がる!? 働き方を改革しよう

 


内閣府が発表した「経済財政白書」によると、「労働時間が短い国は生産性が高い」とのこと。ドイツの年間総労働時間は1,300時間程と、日本の約8割にとどまっています。しかし1人あたりの労働生産性は日本の水準を50%近く上回り、大きな差がつく結果に。この事態を深刻にみた内閣府は、「働き方改革」で「長時間労働が前提の働き方を見直し柔軟な働き方の導入を進めるべし」と提唱しています。週休2日制度の普及などにより1人あたりの労働時間は減少したものの、その後は大きく変化していないのが現状。「日本人は働きすぎ」という言葉をよく聞きますが、その通りの結果のようです。
 
これに対しネット上では「前からそんなの知ってた。早く導入してくれ」「短い時間で集中して仕事した方がいいに決まってる。だらだら長時間いてもあんまり意味がない」という声があがっており、以前から働き方に疑問を感じていた人が多いようす。一方で「仕事早く終わっても他の仕事増やされて結局同じになりそう」「残業代で生活してる人も多いのに大丈夫か」などの心配の声も。中には「残業代の方が基本給より高い」という人もいるので、労働時間を減らすためには企業の給料体制からの見直しも必要になるかもしれません。

仕事ばかりの人が多数!? 長時間労働をなくすためには

また、男性の30~50代は労働時間が長く、家事や余暇の時間が少ないという結果も出ました。「最近忙しくて仕事しかしてない」「起きる、仕事仕事仕事、寝るを永遠と繰り返してる」という声も多く見られ、趣味や生活がままならない人が多いようです。一方、女性は男性に比べて労働時間が短く家事の時間が長いという結果に。最近は女性の社会進出も活発になっており、労働と家事をバランスよくこなしている人が多いことがわかりました。女性からは「共働きで仕事もやってるけど家事はほとんど私。旦那の方が忙しくて疲れてるから仕方ないけど」「私も働いてるんだからもうちょっと家事を手伝って欲しい」といった声が多数。家事を分担してなるべく一方に負担をかけずに生活するためにも、長時間労働を見直した方がよさそうです。
 
SNSなどには「上司より先に帰りにくい雰囲気がある」「残業してる方が偉いみたいな風潮があるから帰るに帰れない」という声もあがっており、仕事が終わってるにも関わらず退社しづらく悩んでいる人も多いそう。「プレミアムフライデー」や「ノー残業デー」といった取り組みも行われていますが、まだまだ完全に機能しているとは言えないのが現状です。労働時間を減らして生産性をあげ、自分も豊かになれる環境を目指しましょう。

Author:美プロ編集部

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