美容スペシャリストな自分になるために

更新:2018.01.25

作成:2016.05.13

エステティシャン

自分のペースで勉強できる! エステティシャンの通信教育


エステサロンで働きたいけど、資格や経験が必要で自分には難しい、と尻込みしている人もいるかもしれませんが、実は未経験からでも比較的スタートしやすい職業なのです。アルバイトからのスタートになってしまうことが多いですが、社内の研修と自分自身の努力で、正社員にステップアップすることを目指すこともできます。
 
転職して未経験からエステティシャンになりたい! という人の強い味方がエステティシャンの通信教育。学校やスクールよりさらに自由な時間に安く勉強することが出来る通信教育について今回は紹介していきたいと思います。

エステティシャンの通信教育ってどんなもの?

通信教育とは、郵便やネットなどの情報伝達方法を使って自由な時間に勉強できるような教育方法のことです。今は別の仕事をしている人や、現在は学生で、卒業と同時にサロンに就職したいと考えている人などにオススメの勉強方法。しかし、勉強の時間をコントロールできてしまうので、やるもやらないも自分次第。通信教育で資格習得にたどり着くためには、強い決意と努力が必須です!
 

エステティシャン通信教育講座ってどんな仕組み?

通信教育なら手軽に始められる! と思っても、実際にどんなことをやるのか、費用や期間について分からないと踏み出すのも不安ですよね。

通信教育講座の内容

エステティシャンの通信教育は、主に資格取得を目指して開校されているものが多く、エステの技術から栄養学、エステ器具、エステティシャン概論まで幅広く教えてくれます。主にテキストとDVDなどの映像を併用しており、決められたテキストを勉強していくことで知識をつけていきます。また、多くの通信教育講座で一定カリキュラム以上の実技実習をおこなっており、決められた授業数分、実際にエステの技術を学ぶことが出来ます。エステティシャンにとって手の感覚というのはとても大切なので、実技実習があるかどうかは講座を選ぶときの重要なポイントですよね。

期間

通信教育講座の期間は、一般的には半年コースのものが多くなってはいますが、ペースは自分次第。中には、認定エステティシャンの資格取得を目指してもっと短い期間でカリキュラムを学んでいく人も。講座によっては、最高でも何年以内という制限をつけていたり、技術を学ぶ実技実習を決まった期間しかおこなわない場合もあるので、時間はいくらでもあると油断せず、通信教育講座で定められている期間内を目標に取り組んでいきましょう。

費用

費用は一般的に20万円前後といわれていますが、これも講座によって異なってきます。また、受講料自体は安くても、教材費や実習費にお金がかかり、予定していたより高くついてしまうということもあるので、探すときは受講料だけで判断せず、全体としていくらかかるのか確認することが大切です。
 

エステティシャンの通信講座のカリキュラム

エステティシャンの通信講座では、具体的にどのような授業を受けられるのでしょうか。レッスン内容は、教材を使っての学科講習と実際の施術を学ぶ実技講習に分かれています。スクールによって多少の違いはありますが、学科講習ではまず「エステティック概論」について学び、エステ業界全体への理解を深めるところからスタート。
 
同時に美しい肌やきれいなプロポーションを作るための考え方や、施術時のクレームや解約の原因と対応も学んでいきます。実際にサロンで働き始めた時には欠かせない知識になるので、しっかり吸収してください。
 
続いては「皮膚科学」の学習です。肌の仕組みや皮膚の生理機能といった基本部分から、皮膚と刺激の関係や美しい肌の条件など、エステティシャンとして必須の知識を学びましょう。その他にも皮膚トラブルについての講習や皮膚と内臓、神経、ホルモンの関係など幅広い授業が用意されています。生活習慣や体調、精神面など多くの要素が肌のコンディションに関わるので、広い見識を身につけておくことが大切。お客様にとってエステティシャンは肌の専門家なので、様々な疑問に答えられるようにしておきましょう。
 
美しい肌を保つためには栄養管理も非常に大切になってきます。そのため「栄養学」の講義が用意されているスクールも少なくありません。皮膚と栄養の関係や、食べ物が体内でどのように働くのかなど、「生理解剖学」と呼ばれる分野も学んでいきましょう。他にも、「運動生理学」や、皮膚と化粧品の関係について学習する「化粧品学」、皮膚と電気の関係を学ぶ「電気学」など多くの分野が学習の対象になります。施術時の衛生や、消毒についての管理や救急法も必要な知識のひとつ。
 
さらに、エステティシャンに必須の技能である「カウンセリング」についての講義も受けることができます。ビューティーカルテ記入時の心得や肌質別の施術選定法、さらに、ホームケアの際のアドバイスなどサロンワークでは必須になるカウンセリング術を学んでいきましょう。スクールによっては、フェイシャルケアやボディケアの効率的な施術方法が授業内容に含まれているケースも。
 
エステティシャンは将来的に独立開業して自分のサロンを持つこともできますから、多くのスクールではサロン経営や接客、マナーについても学習します。エステティシャンとしての心構えを身につけたりサロン運営の実態を学び、独立前から“サロンの一員”としての意識をもって働きましょう。
 

資格取得までの道のり

通信講座は自分で管理して勉強を進めていかなければなりません。どのように資格取得を目指していくのか、流れを知っていた方が勉強や自分のスケジュールも立てやすいですよね。次は、一般的な通信教育の流れを紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
 
①通信教育講座申込み&受講料の振込み
   ↓
②教材の到着後、テキスト・DVDでの学習
   ↓
③学習知識確認テスト、またはレポートの提出
このテスト、レポートの成績が悪いと追試をおこなったり、次のステップに進めないことが多いです。
   ↓
④実技実習
実技実習を取り入れている多くの講座でエステティシャン資格取得の為に模擬実技試験もおこなってくれます。
   ↓
⑤模擬試験と試験のための個別トレーニング
受ける資格や、個人のレベルによって模擬試験や個別のテキストなどをおこなっていきます。
   ↓
⑥通信教育講座終了
 
という流れになっています。通信教育講座のカリキュラムがすべて終われば終了のところが多くなっていますが、認定校では、資格取得が講座終了となるところもあるので、選ぶときのポイントにしてください。
 

通信教育を選ぶときはここをみよう!

エステティシャンは比較的資格が取りやすい職業なので、資格取得だけでも、と考える人が多く、通信教育講座の数もとてもたくさんあります。数ある通信教育講座の中から、どの講座を選んだらいいのか参考にすべきなのは、代表的なエステ協会が認めた認定校かどうか、ということ。日本エステティック協会や、国際的なエステティシャンを育てるCIDESCOのように有名であればあるほど、通信教育講座の質も上がってきます。もちろんそれ以外にも、自分の希望する条件に合っているか、なども考慮に入れつつ、資格習得を目指せるような通信教育講座を選んでいきましょう。
 


 
 
自分のペースでおこなえて、資格取得までをサポートしてくれるエステティシャンの通信教育講座。知識と技術を学ぶには費用や時間ももちろんですが、自分自身の踏み込む勇気と努力が大切。お客様に癒しとくつろぎを与えられるエステティシャンを目指して、通信教育講座に挑戦してみませんか?

Author:美プロ編集部

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