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エステティシャンの資格を取ったらどこで働く? 資格を生かせる就職先
エステティシャンとしての資格を取得したあかつきには、それを生かした職業に就きたくなるもの。せっかく時間と労力をかけて取得した資格なのですから、眠らせておくのはもったいないですよね。
エステティシャンの資格を持っている人が働く場所というと、エステティックサロンを思い浮かべる人は多いはず。ですが、実は他の職場でもエステティシャンの資格は生かせるのです。それでは具体的にどういった職場でエステティシャンの資格が有利に働くのか、見ていきましょう。
資格を生かす王道「エステティックサロン」
エステティシャンの資格を持っていて最も役に立つ就職先は、やはりエステティックサロンです。未経験歓迎と書かれているサロンでも、そのほとんどに経験者優遇という文字があります。経験者であることを証明する「資格」があれば有利であることは言うまでもありません。一般的にはフェイシャルエステとボディエステが人気なので、その2つに関連するエステティシャンの資格を持っていると特に強みになりそうですね。
エステティックサロンでは、お客様への対応、カウンセリング、エステの施術が主な業務内容になります。勤務時間はシフト制で実働8時間のところがほとんど。シフト制ではありますが、多くのお客様が訪れる土日に休みを取るのはかなり難しいと思ってください。また、仕事帰りに来店するお客様をお迎えするために、大体のエステティックサロンが20時過ぎまで営業しています。特に遅番の場合は業務終了が22時というサロンも! 求人情報をしっかりと見て、自分の生活スタイルに合いそうなサロンを選びましょう。
気になるお給料は、正社員で働く場合は月給20万円前後からスタートすることが多いようです。それに加えて歩合給がついたり、能力給がついたりするサロンもあるので、募集情報をよく見てくださいね。また、アルバイトを募集しているサロンでは、ブランクのある人でもOKというところもあります。結婚や出産で一度現場を離れてしまった人でも、眠っている資格を生かすチャンスですよ。
お客様を癒す「リラクゼーションサロン」
日頃の疲れを癒すスパやホテルなどのリラクゼーションサロンで働く場合も、エステティシャンの資格は有利。エステを行うために学んできた理論や技術はマッサージをする時にも役立つので、経験者として優遇されるでしょう。なお、リラクゼーションサロンで働く場合は、ヘッドマッサージやリンパマッサージなどが主な仕事内容となります。
また、お給料はエステティシャンより少し下がって、18万円前後からスタートするサロンが多いですね。その代わり、土日のどちらかを休みにするなどの希望もエステティシャンに比べると通りやすい傾向にあります。ただ、スパの勤務終了時間は22時前後、ホテルでは24時というところもあるので、シフトによっては帰りが深夜になることも。
ちなみに、リラクゼーションサロンではアロマセラピーを行うことがよくあります。そのためエステティシャンの資格に加え、アロマセラピストの資格を取っておくとさらに良いかもしれません。
医療と美容を掛け合わせた「メディカルエステ」
美容皮膚科を併設しているエステティックサロンがメディカルエステです。美容皮膚科でのレーザー治療やボトックス注射といった医療行為を行えるのは、当然医師または看護師に限られます。エステティシャンが活躍するのは、アンチエイジングや美白を目的としたマッサージなどを行うとき。普通のエステサロンより専門的なことを行うためか、エステティックサロンまたはメディカルエステで働いたことのある経験者を求める企業は多く見られます。
お給料は20万円前後からスタート。また、メディカルエステは病院の診察時間に準じているところが多く、日曜・祝日が休日になったり、18時前後には営業が終了したりするのも特徴です。ただし、エステティックサロンやリラクゼーションサロンに比べると、圧倒的に求人が少ないのが難点。メディカルエステで働くには、医師との連携も必要になってくるので、高い能力が求められます。基本資格だけでなく、上位資格も取得しておけば採用されやすいかもしれませんね。
信頼できる化粧品を使うエステ「メーカー直営サロン」
化粧品会社にはメナードやポーラなど、直営のエステサロンを持っている企業があります。自社の化粧品を使って綺麗にしていくというコンセプトから、施術はフェイシャルエステに限られるのが大きな特徴。そのためメーカー直営サロンに就職する際には、フェイシャルに関連する資格が大きく役立ちそうです。
勤務時間や休日はエステティックサロンと大きな違いはありません。土日はほとんどが勤務ありで、終業時間は20時前後。また、お給料は20万円程度からスタートとなりますが、注目すべきは成果給が出るサロンがあるということです。化粧品会社の直営なだけあって、施術中に自社の化粧品を売り込むことは必須。売り上げを上げた分だけ、お給料に反映してくれるサロンが多いのです。メーカー直営サロンは、フェイシャルエステ技術に加え、話術が巧みな人に向いている就職先と言えるでしょう。
エステティシャンの資格を生かせる職場の数々を見てきましたが、いかがでしたか? 持っている資格の数や種類によって、働ける場所の選択肢は変わってきます。今持っている資格に加えて、さらに上級の資格を取り、自分に合った職場を探してみるのも良いでしょう。
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