美容スペシャリストな自分になるために

作成:2016.08.04

エステティシャン

見た目年齢を下げるには必須! “老け印象”の原因・デコルテの適切なケア方法とは


 
デコルテとは、首から鎖骨~胸元にかけての場所を言います。この部分にシワやたるみ・くすみが多いと、老けて見えやすいと言われていますね。ただでさえニキビや吹き出物ができやすい場所でもあるので、見た目年齢を下げるためにはデコルテへのケアが必須なんです。
 
また、デコルテは顔に近いので、ケアを怠っているとメイクが浮いて違和感を生じさせる原因にもなってしまいます。ですが透明感があって引き締まったデコルテを作れれば、年齢よりも若々しく見えてアンチエイジングにもなりますよ。今回は“老け印象”の隠れ要因であるデコルテのケア方法を取り上げてみましょう。

なぜデコルテは年齢が出やすいのか?

デコルテの語源は“襟ぐりが深い”という意味のフランス語。日本ではあまり馴染みがありませんが、女性の正装である「ローブデコルテ」というドレスを指す言葉でもありました。現在でも結婚式の時に着るウェディングドレスなどは胸元が大きく開いたタイプが多く、ブライダルエステのプランの中にはデコルテケアが必ず含まれています。
 
デコルテに年齢が出やすいのは、主に皮膚が薄いため。皮膚が薄いと乾燥しやすいだけでなく、衣服との摩擦や髪の毛などによる刺激も受けやすいんです。そして、乾燥した状態が続くと摩擦や刺激に対してより敏感になってしまうので、吹き出物などの肌トラブルが発生することもよくあります。
 
また、デコルテには古くなった細胞や老廃物を運ぶリンパが集中しています。運動不足や不規則な生活が続くと体内の不要なものがデコルテ部分に溜まったままになり、その結果シワやたるみができてしまうだけでなく、顔のくすみやクマの原因にもなります。さらに、首は常に頭を支えているので、重みでシワができやすい部位。現代人はスマホを見るために首を前に倒した状態でいることが多いので、シワやたるみができやすいとも言われています。
 
このように、日々様々な負担がかかっているデコルテですが、「特に問題もないから何もしなくても大丈夫」「どうせ見えないからケアは必要ないでしょ」とケアを怠っている人も多いよう。ですが、デコルテは自分からは見えにくいものの、他人からは顔と同じぐらい目につく場所なので、ケアを怠っていると老けた印象を与えてしまうんですね。
 

デコルテケアの第一歩はスキンケアから

デコルテケアはフェイスケアを同じように、毎日ケアを続けることが大切です。洗顔や保湿など、フェイスケアをする時に一緒にデコルテもケアしてあげましょう。

洗顔する時に一緒に洗う

あなたは体を洗う時、デコルテ部分も一緒に洗っていませんか? デコルテは皮膚が薄く刺激を受けやすい場所なので、ほかの部分と同じようにボディタオルなどでゴシゴシとこすると、肌が敏感になってしまいます。デコルテは体を洗う時ではなく、洗顔する時にたっぷりの泡でやさしく洗ってあげましょう。

化粧水や美容液で保湿

デコルテは乾燥しやすいので、洗った後はしっかりと保湿をしてあげましょう。ただし、皮脂が多い箇所なので、油分の多いボディクリームなどを使うとニキビや吹き出物の原因になってしまうことも。油分の少ない化粧水や美容液を上手く使うのがポイントです。

UV対策はしっかりと

美肌の大敵である紫外線対策として、顔に日焼け止めを塗っている人は多いですよね。しかし、デコルテ部分も同じようにUV対策をしていないと、顔の肌との色が違ってきてしまいます。その状態でファンデーションなどのメイクを施すとさらに色の違いが強調されるので、普段からデコルテにも日焼け止めを塗るように意識しましょう。
 

リンパマッサージでくすみのない肌へ

ますは首から肩にかけてマッサージをしていきます。耳の下からスタートして、首筋から肩を撫でるようにマッサージ。これを数回繰り返したら次に、鎖骨のすぐ下の部分を中央から外側に向かって3カ所に分けて押していきます。リンパが詰まっていると少し押しただけでも痛く感じるので、最初は痛すぎない程度にやさしく押してあげましょう。これを左右約5回ずつやっていきます。そして最後に、手の平全体で鎖骨まわりを内側から外側に向けてリンパを流すようなイメージでマッサージ。
 
滑りを良くするために、お風呂上りに保湿をした時などにやってみましょう。マッサージクリームやアロマセラピーに使われるアロマオイルなどを使うのも良いですが、油分が多いので、これらを利用した後はシャワーで洗い落としてあげましょう。

日常生活の中でもデコルテケア!

高い枕は使わない

高すぎる枕を使っていると、首に対して顔が前向きになってしまい、シワができた状態で寝ることになります。毎日数時間、この状態が続くとシワやたるみができやすくなるので、なるべく自分に合った高さの枕を選んでみましょう。

ショルダーバッグやリュックばかり使わない

肩に負担のかかるショルダーバックやリュックを多用すると、肩からデコルテ部分の血液やリンパの巡りが悪くなってしまいます。肩に負担のかからないハンドバックと交互に使うなどして、できるだけ肩への負担を減らしてあげましょう。

きつすぎるアンダーウェアはNG

バストップやスタイル維持のために、厚めのパットが入ったブラジャーやシェイプアップ用の下着などをつけている人も多いですが、これらも血流やリンパの流れを悪化させる原因になります。下着は体を締めつけないストレスフリーのものがオススメです。
 


 
 
デコルテはケアを怠ると年齢を感じさせやすい部分ですが、反対にデコルテ部分がキレイなら若々しく美しい印象を保てます。“デコルテも顔の一部”という風に考えて、日頃からスキンケアやマッサージをしっかり行ってみてくださいね。デコルテケアはアンチエイジングやデトックスにつながる、美容の基礎とも言えるものなので、もしエステティシャンを目指す場合などにも必須の知識ですよ。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

関連求人を探す

expand_less