美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.12.28

作成:2017.06.24

エステティシャン

エステティシャンのもつ美意識の条件

鏡を見る女性

「美しくなりたい」という思いで足を運んで下さるお客様に信頼してもらうために、エステティシャンはそれ以上の美意識を持っている必要があります。

「美しくなりたい」という思いに共感し、その苦労や喜びを共有できるエステティシャンになるために、必要とされる美意識とは一体どのようなものなのでしょうか。

エステティシャンはお客様のお手本

エステティシャンはお客様にとって、知識や技術を与えてくれる先生のような存在であるとともに、こうなりたいと思う憧れの存在でもあります。そのため、常に美に対するアンテナを張り、知識として取り込むだけでなく、それを自分自身の体で表現する必要があります。お肌のケアやスタイルの維持は、お客様から信頼してもらうための一つの方法です。

エステティシャンには制服があり、アクセサリーなども制限されるため、個性を表現できないと思っている方も多いのでは?

けれども、エステティシャンは髪型や髪飾り、メイクの仕方などの細かい部分で美を表現することが可能です。清潔感のある出で立ちと、誠実さの伝わる人柄を心がけましょう。

美容のプロであるエステティシャンは、常にお客様に新しい美容の情報を提供できるよう、自分自身でいろいろ試しながら日々勉強することが大切です。

最後のマスカラ

エステティシャンにとって必要な条件とは?

美への考え方や理想は、人それぞれです。また、自分の美に対する思いを「聞いて欲しい」と言う人もいれば、様々な美容の知識を「教えてもらいたい」と言う人もいるでしょう。お客様が何を求めているのかを判断し、聞き役に徹するのかをお客様に応じて変えていかなければなりません。

更に、長年悩んでいたコンプレックスの改善のために、意を決してサロンを訪れるお客様もいることを忘れないようにしましょう。あまりにもポジティブに、美について話してしまうと、サロンに慣れていないお客様にとってあなたが遠い存在と感じてしまい、温度差が広がりかねません。

ここで必要とされるのが「コミュニケーション能力」です。相手の顔色を伺い、その日の体調や感情を読み取り、施術と同じように一人一人に合わせたトークが必要。知識や技術、美意識やコミュニケーション能力といった条件を備えて、はじめてプロのエステティシャンといえるでしょう。

エステティシャンが苦労していること

常に最新の美容情報に触れることができたり、専門的な知識や技術を身につけて努力次第では独立することもできたりと、エステティシャンの仕事には魅力がたくさんありますよね。しかし楽しいことばかりではなく、苦労することも少なくありません。多くのエステティシャンが感じている苦労とはどのようなものなのでしょうか。
 
ほとんどのお客様はエステサロンに“美しさ”を求めて来店されます。もしもエステティシャンが太っていたり、肌がボロボロでは説得力がありませんよね。お客様はエステティシャンを美のお手本としていますから、常に美しさをキープするよう努めなくてはいけません。
 
しかしエステティシャンの仕事は比較的忙しく、慢性的な睡眠不足や疲労に悩まされがち。そんな環境でも積極的に栄養補給をしたりエクササイズをして、いつでも美しくいるためにはかなりの努力が必要です。エステティシャンとして働く人の多くは美容好きですが、美しさを常にキープすることにプレッシャーを感じる時もあるよう。
 
実際のエステサロンでの仕事は体力勝負です。施術内容によって違いはありますが、例えばマッサージをする場合にはまるで全身運動をしているようなもの。施術中は基本的に立ちっぱなしになるため足腰への負担は大きく、1日の業務が終わるころには脚がパンパンに張ってしまうことも珍しくありません。
 
エステティシャンとしてキャリアを積んでいくと、次第に体に負担のかからない力の入れ具合を身につけていきますが、経験の浅い新人時代は手首や脚にダメージが蓄積されてしまいます。施術中も美しい姿勢をキープし、疲れを見せずに笑顔でお客様に接することに苦労を感じているエステティシャンも多いよう。
 

女性が多いエステサロンでの悩み

多くのエステサロンは女性中心の環境。お互いの悩みを気軽に打ち明けたり、プライベートの相談などを持ちかけやすいため、お互いの気持ちが理解しやすく、楽しい雰囲気で働くことができます。しかし、逆に女性だらけの職場ゆえのデメリットも。同性しかいないため閉鎖的な雰囲気になってしまったり、女性ならではの噂話などが会話の中心になって、トラブルに発展するケースもあるようです。
 
同僚との距離が近い分、エステティシャンとしての美意識を保ち、身だしなみや姿勢を正していないと一緒に働く人に不快感を与えたりと、社内でのトラブルに繋がる可能性も。もちろん、サロンの評判にも関わる部分なので見た目には人一倍気を配るようにしましょう。

内面からも美しく

自身の肌に触れる

技術や知識は勉強として自分の中に取り入れることができますが、美意識やコミュニケーション能力は自身の内面から生み出されるものです。自分の心がけや考え方次第で大きく変わってきます。常に前向きに考え、進み続けることで共感し、信頼してくれるお客様が増えていくでしょう。

Author:美プロ編集部

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