美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.02.28

作成:2017.02.22

アイリスト

アイリストの知識で施術しやすいまつ毛に

目を閉じている様子
どんなに技術のあるアイリストでも、困ってしまうのが、自まつ毛の少ないお客様からの「たくさんつけてほしい」という要望。
 
今回は、まつエクでできる範囲とできない範囲、そして自まつ毛を育てることがいかに大事かを、お客様に知っていただくためのポイントをご紹介します。

健康的なまつ毛は少ない

アイリストが施術で困ることのひとつが、自まつ毛の少ないお客様への施術。とくに、まつエクをすれば必ず目元がパッチリ状態になれると思い込んでいるお客様の場合は、つけ放題プランを選んだ際にクレームにつながってしまう可能性もあります。
 
しかし、既に多くのお客様を施術してきたアイリストは知っているとおり、健康的なまつ毛の人は少ないのが現状です。
 
毛量が極端に少なかったり、一見すると毛量に問題がなくても目元をこする癖などで抜けやすかったりと、それぞれ問題を抱えているケースは珍しくありません。
 
抜けやすくなっていないまつ毛も、斜めの方向を向いているせいで施術がスムーズにいかないことも多いです。そのため、つけまつ毛などのようにまっすぐ綺麗な状態で生えているまつ毛を施術する機会は滅多にないと言えます。
目をこする女性

プロの知識で信頼度も施術効果もアップ

まつ毛が少ないお客様から「たくさんつけてほしい」と要望があった場合、ただまつ毛の少なさを理由に断るのは、印象がよくありません。下手をするとリピーターとなっていただくチャンスを減らすばかりか、クレームになってしまいます。
 
そのようなリスクを回避するためにも、お客様にはまつ毛の健康を意識していただきましょう。プロのアイリストの目線でお客様のまつ毛をチェックし、どのようなことがまつ毛の健康を妨げているか、どのようなケアが必要かを説明します。
 
おすすめのケア用品をサロンで販売しているのであれば、押し売りにならない程度におすすめしてみるのも良いでしょう。また、施術のためだけではなくまつ毛の状態チェックやケア方法の確認のためにサロン通いをしていただく手もあります。
 
来店の度に写真やイラストで状態の変化を実感していただくと、アイリストやお店に対する信頼感も育まれます。他にもケア方法を具体的に実践してレクチャーするなど、まつ毛のスペシャリストならではの対応で長く通っていただけるお店作りをしましょう。
まつ毛エクステのビフォーアフター

健康なまつ毛を育めるアイリストになろう

一日あたり4~5本程度抜けるのが、通常のまつ毛の周期です。毛量は上まつ毛が多く、200~300本ほど、下まつ毛はその半分ほどとなっています。
 
しかし、目を強くこする癖やケア不足などによってストレスにさらされた場合、抜ける周期が乱れたり抜けやすくなることで、この数は減少します。弾力があり適度な油分や水分がある健康的なまつ毛が十分な数生えていなければ、いくらプロのアイリストでも目力のある目元を演出するのは困難です。
 
お客様にこの事実をきちんとお知らせし、プロの知識で健康的なまつ毛作りをサポートしましょう。いずれお店への信頼感や人気にもつながります。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

関連求人を探す

expand_less