美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.01.28

作成:2016.06.02

アイリスト

一流アイリストになるために! アイリスト検定を受験しよう


 

まつ毛ケアの専門家・アイリストには安全な施術と細かな衛生管理が求められるため、国家資格である美容師免許の取得が必須になります。しかし、美容学校ではアイリストとしての実践的なスキルを学ぶことはできません。その為、多くのアイリストは、まつ毛ケアの民間資格を取得しています。

 

まつ毛ケアの国家資格はありませんが業界にはいくつもの協会があり、そこで実施されている認定試験に合格することで民間資格を取得することができるんです。今回はアイリスト検定について詳しく紹介していきます。

日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)

アイデザイナー技能検定試験

JACAは主なまつ毛エクステ協会が連合して設立された、安全衛生面に特化した検定を実施している協会です。

 

過去にまつ毛エクステサロンでトラブルが多発したことから、それぞれの協会が個別に設けていた安全基準を統一し、この協会が設立されました。資格には「安全技術師」「認定機構1・2・3級」「認定講師」の5種類があり、安全技術師の資格は他の協会の検定を受験する際に必須となる場合があります。

 

日本まつ毛エクステンション専門家会(JLA)

まつ毛エクステンション美容技能資格認定試験

業界一の団体と言われていた日本まつげエクステンション協会が、平成30年4月1日よりJAPAN LASH EXPERT ASSOSIATION(日本まつ毛エクステンション専門家会)として、業界の健全な発展、技術者の知識及び技能の向上を図り、一般消費者に安全・安心な施術を提供する事を目的としています。

 

JLAは加盟しているまつ毛エクステサロンが多く、同協会が実施する「まつ毛エクステンション美容技能資格認定試験」は、「アイラッシュアドバイザー」「1・2・3級」「認定講師」の5種類があり、「アイラッシュアドバイザー」はWEBでの試験となり、その他は会場試験となります。基本的技能および知識を有しており、施術者の体勢、ツイーザーなど使用する用具の安全な使用方法と装着の正確さが要求される「3級」から、正確且つ安定した技術力があり、スピード、装着状態、デザイン力など総合的技能や知識が要求される「1級」などがあります。就職するにあたり、サロンで必要とされる検定を調査し、チャレンジしていくと良いですね♪

日本アイリスト協会(JEA)

まつ毛エクステンション技能検定試験

JLAには劣りますが、次に知名度が高いのがJEAの実施する「まつ毛エクステンション技能検定試験」です。この検定も、JLAの検定と並んで実用的な検定だと言えるでしょう。資格を取得すると「ディブロマ」と呼ばれる証明書に加えて、顔写真入りのライセンスカードを発行してもらえます。

 

JEAの資格には「ベーシック」「スタンダート」「プロフェッショナル」の3段階のランクがあるのですが、ベーシックの資格に関しては、18歳以上であれば誰でも受験することができます。筆記試験のみの検定となり敷居が低いので、これからアイリストを目指す人や、サロンのオーナーなど実際に施術しない方にオススメの検定ですね。しかし、ベーシックの資格に関してはライセンスカードが発行されないので、ライセンスカードが欲しい人はスタンダートの資格に挑戦しましょう!

 

日本まつげエクステ協会(NEA)

プロアイリスト検定

NEAの実施する検定は、知名度こそJLAとJEAのものに劣りますが、技術力を重視した検定です。

 

最低限の安全基準に加えて、「美しさ」と数週間後も「バラつきの出ない繊細さ」を追及するという方針を打ち出しています。資格のランクは研修終了レベルの「3級プロアイリスト」から2級・1級と上がっていき、さらにスクール講師やサロンの店長クラスを対象にした「プロアイリスト認定講師」という検定も。認定講師の検定には面接や講義の実演、レポートの作成などが課せられて、厳しい審査となるようです。

 

アイコスメ松風

松風公認制度

これまで協会が実施する検定を紹介してきましたが、「松風公認制度」を実施しているアイコスメ松風は“プロ用まつ毛エクステ用品”のトップメーカーで、他の検定とは少し違ったものとなります。

 

アイリストとして「松風が理想とする知識を有していること」を証明する制度として実施され、他の検定でも問われるような基礎的な知識・技術に加えてメーカー商品への知識が出題されるのです。この検定に合格すると「松風公認」というロゴが入ったバッジが贈呈され、サロンでこのバッジをつけて働くことができるという特徴があります。

 

アイリストの検定に向けた勉強法

アイリストの技能に関する資格の取得を狙っている人は、アイリスト向けのスクールや通信講座を利用しましょう。特に、上記の民間資格の取得を目指した講座を開設しているスクールや試験を運営する協会が認定しているスクールなら効率的にスキルアップできますよ。

 

例えば「アイデザイナー技能検定試験」。同試験を運営している「日本まつげエクステンション協会」が認定したスクールなら、講師も協会から公認された実力者ばかりです。各協会の公式サイトには認定校の一覧が掲載されているケースが多いので、最初に調べてみるといいかもしれません。

検定対策セミナーも利用してみよう

スクール・通信講座以外にも、協会が開催する検定対策セミナーの受講も有効な勉強方法です。中には「セミナーの受講なしでは合格は難しい」と考えている人も。日程や費用、内容は検定の運営元により変わるので公式サイトで確認してみてください。ちなみに、協会の認定校に通っていれば校内で受講できるセミナーもありますよ。

 

具体的にセミナーではどんなことが学べるのでしょうか?「プロアイリスト検定」の対策講座では、座学による試験範囲の講義から、実技試験の概要説明と重点課題に関する解説を受けることができます。実技は受講者同士で練習する場合もあるので、もしも自分がまつ毛エクステをつけているのならオフしてから参加するようにしましょう。

 

続けて模擬試験を受験し、フィードバックをもらう流れになります。ある学校が開設している講座の受講料は、3級が30,000円。2級と1級が80,000円。ただし、「日本まつげエクステ協会」に正会員として入会しないと受講できないセミナーもあります。入会金・年会費がかかる場合もありますが、保険の自動付帯など資格取得にとどまらないメリットも受けられるため、今後アイリストとして活躍したい場合には入会しても損はないでしょう。

 

セミナーの情報以外にも、協会の公式サイトには協会が推奨している検定対策のテキストやDVD、用具など試験対策に役立つ情報が記載されています。また、「日本まつ毛エクステンション認定機構」のサイトでは検定に向けたオンライン講座を配信中。自宅でも勉強ができる仕組みを活かして、試験当日までにできる限りの勉強をこなしていきたいですね。

モデルは自分で用意!

様々な種類の検定がありますが、実際の試験の内容はそれぞれの検定で、あまり変わりはないようです。業界全体の知識を問われる筆記試験に加えて、安全衛生面の意識をチェックする「ワゴンセッティング」やモデルを使った施術の審査が行われます。

 

そのモデルですが、受験者が用意して会場に同行してもらうのが一般的。モデルにも条件があり、一番知名度のある JLAの検定では「皮膚や眼球・目の周りに疾患がないこと」「コンタクトレンズ(ハード・ソフト共)は外していただくこと」といった決まりがあり、そしてもちろん、当日にまつ毛パーマやマスカラをつけてくることもNGです!

 


 

ここで紹介したもの以外にも、アイリストの検定にはいくつか存在します。

「日本ウィングエクステンション協会」の“レベルチェックテスト”や、「日本アイリスト医療学会」の“プロアイリスト資格”、「日本アイラッシュ美容協会」“アイスタイリスト検定試験”など様々な検定があります。

 

自分のスタイルに合わせて必要な資格を取得して、就職に役立てましょう。

Author:美プロ編集部

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