アロマテラピーからタイ古式マッサージまで! セラピストの多種多様な資格・検定を取得するメリットとは?

アロマテラピーからタイ古式マッサージまで! セラピストの多種多様な資格・検定を取得するメリットとは?

人々にマッサージなどでリラクゼーションを提供するセラピストには、様々な種類の資格や検定が存在します。 しかし働くために必須となる国家資格は特にないので、意欲さえあれば誰でも目指す事ができます。そのため、セラピストの中には「資格を取るメリットってどこにあるのだろう?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。


そこで今回はセラピストの資格や検定を取得するメリットをご紹介。種類ごとに学べる知識や技術などを取り上げていきます。また、無資格でセラピストになる方法についても見ていきましょう。

セラピストの資格・検定をとるメリット

正しい知識や技術が身につく

セラピストは特に資格を必要としない職業です。 しかし、独学で学んで知識や技術を磨いていくのは限界がありますし、間違った知識を覚えてしまったとしても、それに気が付かないでいるというセラピストも中にはいます。 資格や検定を取ることで間違いの無い正しい知識を身に付けることが出来るのが大きなメリットの一つです。

信頼を得られる

また、資格を持っていることでサロンはもちろんお客様からも資格保持者のセラピストとして信頼を得ることが出来ます。サロンによっては資格手当のあるところもあるので、給与アップにもつながります。

就職に有利

セラピストに関する資格や検定を持っていることで、きちんとした知識と技術を既に持っているということを企業にアピールできるので、就職の際にも有利になります。 企業としては全く知識が無い人より、資格を持っている方を採用したいと思うのです。 美容業界が未経験という人は特に、就職活動を行う前にぜひ1つでも資格を取得しておきたいですね。

協会からの支援が受けられることがある

資格を取得することで各協会の会員になることができることも。協会から最新のアロマテラピーに関する情報を得られるだけでなく、認定校(店)制度、求人情報の提供、精油や資材の割引販売、各種セミナーや講習会の開催など、協会が行っているさまざまな支援を受けることができます。

セラピスト資格一例

セラピストには必須となる国家資格はないものの、様々な民間資格が存在します。ここではそんな民間資格を取得することで得られるメリットを、資格の種類ごとに紹介していきます。

「アロマテラピー検定」

「公益社団法人 日本アロマ環境協会」(AEAJ)が実施している、「アロマテラピー」に関する民間資格。 この資格のメリットはアロマテラピーの基礎知識を学ぶことができることです。試験内容も比較的難易度が低く、短い勉強期間でも取得しやすいのが特徴となっています。 そのため、アロマセラピストになりたての人が最初に取る資格としてもおすすめ。 なんとなく「アロマテラピー」に興味を持った人は、勉強のためにこの資格の取得を目指してみても良いかもしれません。 試験では、選択回答式(マークシート)の出題のほか、実際に香りを嗅いでその精油名を回答するという問題も出題されます。楽しみながら勉強をして、施術にも取り入れていくことのできる実用的な資格と言えますね。

試験日
5月・11月
試験開催地
北海道から沖縄まで、全国34都市で実施
受験資格
特になし
受験料
2級6,600円、1級6,600円(税込)
試験時間
2級50分間、1級70分間
出題内容
  • 香りテスト(香りをかいで精油名を回答)
  • アロマテラピーの基本
  • アロマテラピーの安全性
  • アロマテラピーのメカニズム
  • アロマテラピーの歴史
  • アロマテラピーに関する法律 など

「アロマセラピスト」

アロマテラピー検定と同様に「公益社団法人 日本アロマ環境協会」(AEAJ)が実施している、より難易度の高い検定試験です。 まずアロマテラピー検定1級に合格し、次にアロマテラピーアドバイザー資格を取得し、認定スクールでアロマセラピスト必須履修科目を修了した後にやっと受験をすることができます。 学科試験に合格した後に、さらに実技試験とカルテ演習を経てやっと取得となります。

サロンを経営したい人・フリーランスとして病院や施設で働きたい人が、高度な技術を持っているという証明のために取得をすることが多々。 アロマセラピストの検定試験を取得するためにはたくさんの努力が必要になりますが、セラピストとしてステップアップしたい人には最適な資格と言えるでしょう。

試験日
5月・11月
試験開催地
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・松山・福岡・那覇
受験資格
アロマテラピー検定1級・アロマテラピーアドバイザー資格を取得し、認定スクールで必須履修科目を修了した者
受験料
10,450円(税込)
試験時間
80分間
出題内容
  • 解剖心理学
  • 顔面の皮膚科学
  • ストレスとメンタルヘルス
  • アロマテラピーのメカニズム
  • 精油学総論
  • 健康学 など
※「アロマテラピー検定」「アロマセラピスト」「アロマテラピーアドバイザー認定講習会」公式テキストより出題

「リラクゼーションセラピスト認定試験1級・2級」

2010年から「一般社団法人 日本リラクゼーション業協会」が実施している、リラクゼーションに関する唯一の資格。 すでに働いている人も技術の向上に役立つほか、この資格を取得しているセラピストは宣伝効果もあるので、お店に貢献できるというメリットもあるようですね。

ただし注意してほしいのは、日本リラクゼーション業協会の会員(会員の企業に勤めている)ということが受験資格となります。個人での申し込みはできないので、自分の働いているサロンが協会の会員であるかどうかをまず確認してみましょう。 身体の仕組みや施術方法といったセラピストに必要な基礎知識の他、リラクゼーション業協会に関する問題も出題されます。

総務省の日本標準職業分類コード429に表記されている唯一の資格であり、試験に合格をすると認定証と認定カードが発行されますよ。モチベーションアップのためにも、ぜひ取得したい資格ですね。

試験日
毎月開催(開催地は毎月異なる)
試験開催地
北海道から沖縄まで、全国34都市で実施
受験資格
2級=協会会員であること(協会会員会社に所属)、1級=協会会員であり、なおかつ2級に合格していること
受験料
2級12,000円、1級7,000円(税抜)
試験時間
2級60分間、1級90分間
出題内容
  • リラクゼーションの定義
  • リラクゼーション業の実態
  • リラクゼーション業協会の理念
  • 身体の構造と作用
  • ボディマネジメントについて など

リラクセーション検定3級

セラピストのための認定団体「日本セラピスト認定協会」が実施している検定試験。 すでにセラピストとして働いており、一定の技術を習得した人向けの内容です。レベルとしては3級免許~検定員と分かれており、 検定員資格を取得するためには検定実施店舗のオーナーもしくは店舗責任者としての経験が求められます。今回は、もっとも初級である3級免許についてご紹介します。 難易度の高い試験ではあるものの、取得をすることでプロのリラクセーション技術を身に付けているというアピールをすることができますよ。 3級を受験するためにも、まずはセラピストとして働き、リンパドレナージュ・ストーンセラピー・フットケア・タイ古式マッサージ・ロミロミ…といった指定の手技の中から3種類の手技を 習得することが必要。セラピストとしてスキルアップを目指す際に、ぜひ取得を目指してみては?

試験日
3月
試験開催地
福岡
受験資格
日本セラピスト認定協会が指定するカリキュラムを修了した者または各種スクール卒業生(リラクセーション手技のうち3手技以上を習得した者)
受験料
12,000円 (税込)
試験時間
120分間(筆記+10分間の実技)
出題内容

■ 学科

  • 一般常識
  • セラピスト学
  • 接客基本
  • 解剖運動学
  • 施術基本
  • コミュニケーション学

■ 学科

3つの手技の中の1つを10分間で施術する。手技名の書かれたカードを1枚引き、そこに書かれた手技を選択。

カラーセラピー認定試験

気軽に受験することができる資格として女性に人気が高いのが、 日本メディカル心理セラピー協会が実施する「カラーセラピー認定試験」。 別名色彩療法とも呼ばれているカラーセラピーは、色の生理的・心理的効果を用いて心身の不調を改善していくもの。 カラーセラピー認定試験に合格することで、カラーセラピストとして活躍することができますよ。

試験日
2月、4月、6月、8月、10月、12月
試験開催地
在宅受験
受験資格
特になし
受験料
10,000円 (税込)
試験時間
出題内容
  • 色の生理的効果
  • 色の活用方法
  • 色の歴史や文化 など

JADP認定メンタル心理カウンセラー

「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が実施する民間資格。合格者には「JADP認定メンタル心理カウンセラー資格」の称号が付与され、認定証が発行されます。 高いカウンセリング能力を備えていることの証明にもなるため、身体だけでなく心の改善も求められるセラピストにとって、取得するべき資格の1つでしょう。

受験者の中には教育機関や医療機関従事者も多く、様々な職業の人から受験されている資格です。指定のカリキュラムを修了することにより、随時自宅で受験をすることができるという点も魅力ですね。技術の向上だけでなくカウンセリング力の向上を目指したい人は必見です。

試験日
随時
試験開催地
在宅受験
受験資格
日本能力開発推進協会が指定する、全カリキュラムを修了した者
受験料
5,600円 (税込)
試験時間
出題内容
  • カウンセリングに関する基礎知識
  • クライアントに関する基礎知識
  • 精神医学の基礎知識
  • 心理学の基礎知識

メイクセラピー検定3級

「一般社団法人メイクセラピストジャパン」が実施する民間資格。 メイクセラピーとは心理カウンセリングの手法を導入したメイクアップの技法であり、見た目を美しくするだけでなく、メンタル面でのサポートもできる施術です。

3級に合格することで「認定メイクセラピーガイド」としての称号が付与され、その後は2級、1級、特級と試験のレベルが上がっていきます。 3級の試験は特に受験資格が設けられておらず、自宅のパソコンで受験をすることができますよ。 実技試験を伴う特級試験まで合格するとメイクセラピストとして働くことができるようになるため、いずれ自分のサロンを開業したいと考えている人にもぴったりの資格です。

試験日
2月、6月、11月
試験開催地
在宅受験
受験資格
特になし
受験料
5,500円 (税込)
試験時間
60分間
出題内容
  • 化粧心理学
  • 色彩心理学
  • スキンケア概論
  • メイク理論
  • カウンセリング概論 など

<その他の主な資格・検定>

  • アロマテラピーアドバイザー
  • アロマテラピーインストラクター
  • アロマセラピスト
  • 環境カオリスタ検定
  • アロマブレンドデザイナー
  • アロマハンドセラピスト
  • アロマコーディネーター
  • アロマテラピーベイシック
  • IFPA認定アロマセラピスト
  • ISA認定メディカルアロマセラピスト
  • ISA認定メディカルアロママネージャー

資格取得にかかる期間や対象者

アロマ関連の資格取得を検討される場合、多くのアロマ資格はまず初級資格を取得していることを条件にしている場合が多いです。

初級資格を有している人を対象に上級資格の試験が受けられるというステップアップ方式になっています。なので、初心者はまず初級資格から取得していくことを考えましょう。

 

取得にかかる期間は資格の種類にもよりますが、だいたい1ヶ月から1年以内というものが多く、一番取得に時間がかかるのは「IFPA認定アロマセラピスト」で1年半から2年の期間を要します。

資格の取得方法って?

通信講座での取得方法

アロマを学びたいけれど、近くにアロマを学べるスクールが無い場合には通信講座で資格取得を目指すという方法があります。通信講座だと分からないことがあっても講師のサポートがすぐには受けられませんが、場所や時間を選ばないで勉強できるというメリットがあります。

 

■ヒューマンアカデミー「アロマテラピー検定1・2級対策講座」

期間:約6ヶ月 費用:5万4000円

■生涯学習のユーキャン「アロマテラピー検定1・2級対策講座」

期間:約3ヶ月 費用:5万5000円

スクールに通う方法

アロマを仕事にしたいと考えている人に一番おすすめなのがアロマスクールに通う事です。スクールでは、実際に講師からアロマに関する知識や健康に役立てるノウハウなどを学ぶことが出来、分からないことはすぐに質問できるので、正しい知識を短期間で身に付けることが出来ます。また、スクールなので同じ気持ちで通う友達もできて心強いです。

 

■キャラアロマテラピースクール「CaRA認定アロマセラピストコース」

通学期間:約6~8ヶ月 費用:25万6000円【教材費込・分割可】

■アロマスクールラヴァーレ「JAA認定アロマコーディネーター講座」

時間数:全15回(30時間)受講料:17万2,800円 教材費:3万2,400円

無資格でセラピスト

セラピストが働くお店では人手不足などの理由から、無資格や未経験の人を積極的に採用しているところも多いので、資格が無くてもセラピストを目指すことができるようです。その場合はまずサロンなどに就職して、アシスタントとして働きながら必要なスキルを学んでいくことになります。またお店によっては資格習得をサポートしてくれるところもあるので、とりあえず無資格で就職して必要になってから勉強を始めても良いでしょう。

 

無資格のセラピストは一見、資格を取得しているセラピストに比べて不利に見えるもの。しかしお店によっては他で得た知識を使わない、マニュアルに沿った仕事を求めているところもあります。逆に様々な資格を持っていて、そこで培ったスキルを活かして働きたいセラピストは、あえて求人欄で資格取得について書かれているお店で働くと、宝の持ち腐れにならずに済むかもしれませんね。

未経験でもセラピストになれるワケ

セラピストの求人には、資格がなくてもOKというものだけではなく、未経験者を歓迎しているところも多くあります。その理由は、サロンによって施術内容が異なるから。セラピストといっても、幅広い種類の施術や考え方あるので、現場で一から習得していくことが何よりの勉強になります。そのため、お店のコンセプトに共感してもらいやすいという理由で、経験者よりも未経験者を優遇するサロンもあるのだとか。

 

セラピストの資格に活かせる「リラクゼーションセラピスト認定試験 1級・2級」

以下ではセラピストの代表的な資格の一つ、「リラクゼーションセラピスト認定試験 1級・2級」についてより掘り下げてご紹介していきましょう。同試験はセラピストのスキルアップや知識向上のために設けられた資格制度で、合格者には「認定証」と「認定カード」が発行されます。

受験資格について

資格を認定している「一般社団法人 日本リラクゼーション業協会」の公式サイトによると、1級と2級にはそれぞれ異なる受験資格が設けられています。 2級の場合は協会の会員会社に勤めていること。それに対して1級の場合は2級試験に合格済みで、会員会社に所属していることが条件になります。

受験料について

受験料は1級が12,000円(税抜)、2級は7,000円(税抜)。実技試験はなく、どちらも選択式の問題のみで実力をテストされます。合格の基準としては1級が100問、2級が50問出題される内、正答率80%を超えられればOK。全国各地の会場で受験できるので、地方に住んでいる受験者でも安心ですね。

セラピストになるには―色々な資格取得方法のメリット・デメリット

一口にセラピストといってもマッサージなどを行って体に直接働きかけたり、心理的な癒しを与えたりと施術内容は様々。動物と触れ合うことで癒し効果を与えるアニマルセラピーなど、バリエーションの豊かさが大きな特徴となっています。

 

仕事に使える資格の種類も多く、国家資格から民間資格まで多岐に渡っています。以下ではセラピストが資格を取る方法にはどんな種類があるのか、それぞれのメリット・デメリットと共に見ていきましょう。

スクールに通って取得

まずは専門の学校に通学して資格を取得する方法。たとえば「あん摩マッサージ指圧師」や「はり師・きゅう師」といった国家資格を取得する場合、高度な内容を学ぶ必要があるので専門的な学校に通うことになります。働きながら授業を受けられる「夜間部」を設置している学校もあるので、すでに別の職業に就いている人でも安心。ただし卒業までに時間がかかることや、学費が高額になるといったデメリットも挙げられます。

通信講座で取得

またセラピストの資格や検定を「通信講座」で習得する方法も。通信講座では「アロマテラピー検定」や「メディカルハーブセラピスト」など、多数の民間資格を習得できます。学校に通うよりも比較的簡単に習得できる上、費用も安価で済むことが多いので、興味のある人は挑戦してみてください。デメリットは技術を実践的に学ぶ機会が少ないという点。もし自分のスキルに不安がある人は、サロンに就職した後に研修などに参加すると良いでしょう。

 

さらに求人サイトを見ると、全く資格や経験がない「未経験者」を採用してくれるサロンも。そうしたサロンでは人材を育てるため、研修や教育制度が充実しているところが多いようです。現場で施術を見て、プロから実践的な指導を受けられるというメリットがある一方、業務時間外に練習することになるというデメリットも。セラピストになる方法は人それぞれなので、自分に合ったものを探してみてくださいね。

履歴書への書き方

  • 自動車免許などをお持ちの場合はまずは「免許」を先に書き、次に「資格」を書きます
  • 西暦か元号か表記を統一して見やすく書きましょう
  • まだ取得していないけれど取得予定のものも書いてOK !
 

資格や検定を取得したらその旨をしっかり履歴書にも記載しましょう。自分ではたいしたことのない資格だと思っていても実は重要だった、なんてこともあります。

資格を持っているのに履歴書に書かないのはとてももったいない事です。業務には直接使える資格でなくとも、面接官との話のきっかけになったり、資格を習得しているという事で学ぶ意欲が強いとアピールできたりとメリットはたくさんあります。

 

画像出典:Daniela / Hot Stone Massage at Witches Falls Cottages (from Flickr, CC BY 2.0)

セラピストになるための情報まとめ

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