セラピストってどんな仕事? セラピーの種類や現状がわかるセラピストの“いろは”

セラピストってどんな仕事? セラピーの種類や現状がわかるセラピストの“いろは”

世の中には実に様々なセラピーが存在しています。しかし種類があまりに多いことや、美容や医療などの全く異なるジャンルで「セラピー」や「セラピスト」という言葉が使われているので、「セラピーっていったい何のこと?」と混乱してしまう人もいるかもしれません。

 

そんな人のために、今回はセラピーに関する“いろは”をご紹介。セラピーの種類やセラピストの仕事内容、混同されやすい職業との違いやセラピー業界の現状などを見ていきましょう。

セラピストとカウンセラーは違う?

そもそもセラピーとは、手術や薬を使わずに体や心の不調を治すことを指します。肉体的な治療だけでなく心理的な治療にも使われるため、「心理カウンセリング」と勘違いされやすい職業でもあります。セラピストが具体的な治療方法で患者やお客様に働きかけるのに対して、心理カウンセラーは患者の精神的成長や安定を促すため、患者の話に耳を傾けるという違いがあります。そのためセラピストが能動的であるのに対し、心理カウンセラーは受動的と表現されることが多いんですね。

 

セラピーの種類

一概にセラピストと言っても、多くの種類に分かれています。

それぞれどんな仕事内容なのかを見ていきましょう。

ボディケアセラピー

セラピーはその目的に合わせて大まかに4つの種類に分けることができます。まず1つ目は、ボディケアのためのセラピー。

リンパセラピー

身体に流れているリンパ液の流れを活性化させることで、体の老廃物や不要物を集め、排出させることを目的としたものです。主にリラクゼーション施設での仕事が多く、まずはお客様の身体の状態を確認し、その人の身体の状態に合わせてコースを決めていきます。オイルを用いたマッサージ療法がメインで行われます。施術だけでなく店舗運営の改善や備品の発注、集客や金銭管理などの仕事もあります。

温泉セラピー

温泉医学、予防医学に基づき、改善したい身体の部分に合わせて入浴方法を変えるなど、温泉の知識や正しい入浴方法を伝える仕事です。主に温浴施設での仕事がメインで、日本温泉保養士協会が実施する「温泉保養士」という資格もあります。

タラソセラピー

海水、海藻などの自然の資源を用いて身体の内側から活性化させ機能を高めていく医学的に裏付けられた治療療法。海泥を直接肌に塗る海泥療法や泥ではなく海藻を用いる海藻療法、冷たい水を身体に浴びせて調子を整える水治療法などがああります。日本ではまだ発展途上の施術の為、タラソセラピストを目指す場合には各地のセラピストスクールに通うか、本場フランスで勉強する場合も。

ヨガセラピー

さまざま疾病に対するヨガの効果を最大限に引き出し、症状を緩和させていくように改良が加えられたものです。個人的なセッションや少人数クラスでの開催が多く、最近では医療機関でのリハビリにも導入されています。ヨガにプラスして、ヨガ・カウンセリングや理論学習による認知面のケアも行います。まずはヨガインストラクターの民間資格が必要で、その上でヨガ理論やカウンセリング方法、医学や心理学などの知識を身に着けることも必要になります。

メンタルケアセラピー

主に体に対する施術を行うボディケアセラピーに対して、心理的な働きかけをするセラピーをメンタルケアセラピーと呼びます。カウンセラーが相談者自身の自己解決をサポートするのがメインなのに対し、心理療法を用いて心の病の治療を行う仕事で、具体的な治療法によって心を癒します。

カラーセラピー

まず相談に来る方のカウンセリングを行い、心の中を理解します。それぞれの色をどのように感じるかなどを見極め、精神的に安心したり気分が明るくなったりする色を選びます。心理カウンセラーとは異なり、色についての知識や技術を用いて心理面に働きかけるのが仕事。サロンでの勤務の他に、ファッション業界やインテリア業界、介護職や看護職で働く人も。

メイクセラピー

心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法。色彩学や印象分析の理論を備え、目の錯覚効果や化粧品の質感を活用したメイク術です。また、そのメイクによって新たな印象へと変化したことによる心理面のケアや行動のサポートまで行います。カウンセリングから半顔メイク、メインカウンセリング、フルメイク、そして最後にフォローカウンセリングを行うなど、クライアントの精神的な手助けとなるような施術を実施するのが特徴です。

リラクゼーションセラピー

リラクゼーションセラピーはクライアントにとって癒しとなるようなセラピーのことで、ストレスの発散を目的としています。

アロマセラピー

エッセンシャルオイルを用いてアロマテラピーを行う。香りによるヒーリングの効果で心と身体をリラックスさせたり、ストレス解消や身体の不調を改善に導いたりする仕事。美容サロンの他アロマ専門ショップ、治療院、心療内科などの医療関係施設に勤務することもあります。民間のアロマセラピストの資格を取得し、アロマスクールの講師として働く方法もあります。

ハーブセラピー

ハーブを用いて、精神的な癒しや自然療法をする仕事。人間が本来持っているとされている自然治癒力に働きかけ、健康維持や病気の予防をします。カフェなどの飲食店や生活雑貨店の他、薬効を教えるハーブインストラクターとしても活躍できる。鍼灸院や心療内科で働くことも。

フラワーセラピー

花の色彩心理、アロマテラピー、フラワーアレンジメントと臨床心理学を統合したセラピー。人が抱える心の問題を花の力で解きほぐします。花の色、形、香りを通して人の心へ働きかけ、心と身体をリラックスさせて悩みや疲れを癒す仕事です。

 

とはいえ、リラクゼーションとは言うもののどんな状況や行為に癒しを求めるかは人それぞれ。アロマセラピーやハーブセラピーで癒される人もいれば、マッサージやヨガ、メイクがストレス発散になるという人もいるでしょう。そのため、“リラクゼーションセラピー”が人によっては癒しにならなかったり、逆にボディケアやメンタルケアを目的としたセラピーでもリラクゼーションセラピーになることがあるんですね。

医療セラピー

医療セラピー(別名:メディカルセラピー)とは医療行為を目的としたセラピーのことで、治療や具体的な症状を改善するための施術を行うものです。セラピストというと一般的には上記3つのような施術をイメージする人が多いので、医療としてセラピーが行われているということに驚く人もいるかもしれません。理学療法士や心理療法士といった医療現場で活躍する職業のほか、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師など、不調改善やリハビリのために行う治療もセラピーの一つと考えることができます。

 

ただし、整体だけは例外的です。整体は体の歪みや癖を正すことができますが、専門的な資格が必要ではなく医療行為とは区別されるため、医療セラピーよりはボディケアセラピーに属しているということができるでしょう。

 

セラピスト業界の現状

ストレス社会と言われている現代ではセラピーの需要が多く、セラピストの求人も多く発生しています。ですがそのなかの多くが非正規雇用で、給与が安定しないため転職を余儀なくされるということも…。一方で、専門的な知識や資格を持っていれば、就職や労働条件に有利に働くこともあります。そのためセラピストを目指そうとしている人は、ある程度の知識や専用資格を持っておくのがオススメです。

 

必要な資格ってあるの?

セラピストになるにあたって、必要とされる国家資格はありません。ただし、「アロマテラピー検定」や「IFA国際アロマセラピスト」など、様々な民間資格が存在します。

資格がなくてもセラピストを目指すことはもちろん可能ですが、未経験の場合だと特に資格を持っていれば就職に有利に働きます。

特に「一般社団法人 日本リラクゼーション業協会」が運営する「リラクゼーションセラピスト認定試験」はセラピストとしてのスキルアップや知識向上のために設けられた資格なので、取得すればきちんと知識や技術を持っているセラピストとして認められます。

働きながら通えるスクールもあるので、専門知識を身に着けてワンラン上のセラピストになりたいのならぜひ資格取得も目指してみて下さい。

まとめ

いかがですか?セラピストと呼ばれる仕事は日本に数多くあり、その仕事内容も様々。

ただ、どの仕事にも共通して言えることは「お客様から直接感謝の言葉や気持ちを受け取れる、やりがいのある仕事」だということです。

体力的にも精神的にも大変な仕事だということも共通していえますが、お客様や患者さんからの感謝の言葉は大変さ以上の喜びを与えてくれます。

自分のやりたい施術や治療は何なのかをよく考えた上で、どんなセラピストとして働いていくかを決めましょう。

  画像出典:Fabrice Florin / IMG_1677 (from Flickr, CC BY 2.0)WorldSkills UK / Beauty Therapy (from Flickr, CC BY 2.0)Steven Depolo / Massage Therapist Costa Rica 2009 163 (from Flickr, CC BY 2.0)

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