美容スペシャリストな自分になるために
あなたはどれにする? 美容師に人気のハサミメーカーを一挙ご紹介!
美容師の命ともいえる“ハサミ”はブランドやメーカーによって形や切れ味、使い心地はさまざま。値段は数千円で買えるものから1本数十万円もの価格がつくものまで、幅広い種類があります。どんなハサミを買うとしても手軽に購入できる金額ではないので、なるべく自分にピッタリのハサミを選びたいですよね。
今回は美容師に人気のハサミメーカーをご紹介。値段の高いハサミであれば当然メリットも多くなりますが、大切なのは自分に合ったものを選ぶということ。学生の人やこれからサロンデビューする人、ハサミを新しく買い替えようという人はぜひ参考にしてみてください。
INDEX
■美容師が使うハサミの種類
■ハサミビギナーにオススメのメーカー
■安心のハサミメーカー
■オシャレなメーカー3選
■腱鞘炎になりにくいメーカー
■ベテランにオススメの老舗メーカー
■お手入れってどうすればいい?
美容師が使うハサミの種類
美容師が普段カットに使っているハサミは、大きく分けて3種類あります。
ベーシック
日常生活で使用するハサミのように、ハサミの足部分の両方に刃がついています。美容師が使う中で最もポピュラーな形のハサミ。ベースカットやブラントカットに用いられます。
セニング
いわゆるスキバサミ。足部分の片方が櫛になっているので、髪の長さはそのままに髪の量を調節したい時に用いられます。
スライド
足の片方にしか刃がついていないハサミのこと。髪の毛を滑らせながらカットするのに用いられます。髪のボリュームを抑えたり動きのあるスタイルが作れるのが特徴的。
関連記事:まずは「ハサミの種類」を知ろう
初心者の人も手に入れやすい! ハサミービギナーにオススメのメーカー
ヒカリ
美容業界ナンバーワンの流通量を誇る「ヒカリ」を知らない人は、いないかもしれませんね。「ヒカリ」は現在では一般的になったハマグリ刃など、今までとは異なる刃の角度や研磨法でハサミ業界に革新をもたらしてきました。元美容師の社長が完璧なハサミをつくろうと設立された同社のハサミは、すべてを手作りで製作するほどのこだわり。
OKAWA PRO-SCISSORS
徹底的に使いやすさを求めた実用主義メーカー。素材にこだわり、サビにくく耐久性が高いのが特徴。無駄を省いたシンプルなデザインも人気の理由です。
ネットワーク
コンピューターによって完全管理された最新式の全自動熱処理を行うことで、常に一定の品質のハサミを製造できるメーカー。素材にもこだわっているので、高い耐久性を備えたハサミです。
アフターフォローも手厚い! 安心のハサミメーカー
HAYASHI SCISSORS
創業以来、自社製造・自社販売というスタイルを守り続けている「HAYASHI SCISSORS」は、リピート率が約85パーセントという優良メーカー。現場の声を大切にして、ハサミは手作りにこだわっています。アフターフォローが手厚く、カスタムオーダーにも対応しているので、自分に合ったハサミを作れますよ。
TOGINON SCISSORS
繊維裁断工場のためのハサミ作りから出発したという異色のメーカーで、繊維裁断工場のハサミを定期的に回収して研ぎ直し、再び工場に届けるというサービスで有名に。美容業界の常識にとらわれないハサミ作りで注目を集めています。現在は、美容用のハサミを専門に製造しています。アフターフォローが手厚いことでも有名で、毎日500丁あまりのハサミが全国から届けられるほど。
デザインで選ぶならこれ! オシャレなメーカー3選
bmac SCISSORS
デザイン性の高さから愛用者が多く、シザ―界のオシャレ番長。シンプルかつデザイン性の高いフォルムで、多くの美容師たちを虜にしています。
ROYAL MASTER
業界で初めて女性用シザーズ「プリンセスマスターシリーズ」を開発。ハンドル部分に王冠の小指掛をあしらうなど、デザイン面にもこだわっているので、女性からの支持が厚いメーカーです。
MIZUTANI SCISSORS
1921 創業の老舗メーカー。切れるだけのハサミではなく“使いやすく切れるハサミ”を追及するという創業当初の姿勢を今なお受け継いでいます。素材に徹底的にこだわっており、耐久が高いと美容師のあいだでも評判に。「素材・機能・美しさ」を兼ね備えたハサミとして、海外からも高い評価を受けています。
もう安心! 腱鞘炎になりにくいメーカー
Lumiere
フレックスハンドルとハイパープレートという独自の機構を持つメーカー。特許技術で作られたハイパーシステムシザーズの切れ味は抜群です! また美容師の手を守り腱鞘炎になりにくいハサミという評判で、一日に何人もの髪をカットしている美容師からも絶大の支持を得ています。
武芸社
今までに120種類以上のハサミを企画・製造してきた経験から、“新たなハサミ”作りに取り組んでいるメーカー。2015年には、多くの美容師が悩む腱鞘炎対策から生まれた「パワーロックシステム」で特許を取得。軽くてよく切れると評判です。
ベテランさんにオススメの老舗メーカー
ナルトシザー
1963年創業、美容ハサミメーカーの最高峰とも言われる老舗ハサミメーカーです。独自開発の素材や技術を駆使して作られたハサミは、開閉がラクで切れ味も抜群と評判です。耐久性が高いので、長く使える一本となるでしょう。1本10万~20万円と高価なハサミが多く、さらに基本ができていないと切りにくいと感じてしまうこともあるようです。
SAIKI SCISSORS
名古屋に拠点を置いている「SAIKI SCISSORS」は、柄の形や長さなどをすべてオーダーメイドで製造するメーカー。特許を取得した独自の製法技術でハサミを製造しています。“髪に優しい本物の鋏”をコンセプトにしているだけあって、髪を柔らかく切れると評判です。
長く使っていく為に、お手入れってどうすればいい?
大事なハサミを長く使っていくために、セルフメンテナンスは必要不可欠。自宅でできるお手入れの方法について見ていきましょう。まず必要なものは、
- ハサミ用のセーム皮
- ティッシュ
- 油
手入れの手順としては、
まずはセーム皮でハサミの汚れを綺麗に拭き取る
ティッシュで拭き取ってもOKですが、こびりついた油汚れはなかなか落ちにくいのでセーム皮で拭き取ることをおすすめします。ハサミはとても切れやすいので、指を切ってしまわないように注意が必要!
油をさす
ハサミを開いた状態でネジの下の部分、そして支点の部分に油をさします。この時油は1~2滴でOK。全体的に油が行き渡るよう、セーム皮を用いてまんべんなく馴染ませて下さい。油を使って開閉をスムーズにするためにとても大切なポイント!特に丁寧に行うようにしましょう。
ネジを調整する
ハサミを数回開閉して、ネジの硬さを確認して下さい。ネジが緩すぎても硬すぎても扱いにくいので、刃の真ん中辺りから刃同士が擦れるような程度が丁度良いです。
手入れがすべて終わった後には、切れ味をチェックしましょう。ティッシュを切ってみて、刃先が滑らずに進めばOK。
自分で手入れをするのが難しい場合には、ハサミメーカーで手入れをしてくれることもあります。一度メンテナンスをしてもらうようにしましょう。
関連記事:ハサミの正しい手入れの仕方とは?
まとめ
美容師としての最高のパフォーマンスを発揮するためには、自分に合った道具選びが重要です。ハサミはきちんとメンテナンスをすれば数十年使用できるものもあるので、メーカーのアフターフォローも重要視したいところ。
最近では、ハサミをレンタルするシステムを導入しているメーカーもあるので、それらを利用してみて使い心地を確認してみても良いかもしれませんね。
一生付き合っていける相棒を見つけられるように、ぜひ購入前にたくさんのハサミを見て自分にぴったりなものを見極めて下さいね。
この記事に関連するキーワード
関連求人を探す
都道府県から探す
美容師の仕事に就くための情報まとめ
美容師ってモテそうなイメージがありますが、土日の休みが取りづらく、朝早く夜遅い職種なので、恋人を作る時間もないという人も多いようです。
空いた時間で学べる「通信制度」の秘密とは? 美容学校の「通信課程」について徹底分析!
美容学校と聞くと専門学校のように学校に通って、仲間達とヘアカットやスタイリング、カラーリングなどの実技を磨いていくイメージが強いですよね。かなり忙しいし、お金がかかるとも耳にした人もいるかもしれませんが、ちょっとお手ごろな「通信課程」があるのをご存知だったでしょうか?
ハサミは形だけじゃない! 切れ味や長く使えるかどうかは素材が重要
美容師の腕を大きく左右する仕事道具の“ハサミ”。ハサミの形や大きさによって切れ方や特徴が変わってきますが、実はハサミの“素材”にも大きな違いがあることを知っていますか? 素材によってハサミの切れ味が変わったり、どのぐらい持つかということが大きく変わっくるのです。
美容師のハサミってどこで買えばいいの? その疑問にお答えする“美容師のハサミの購入方法”
みなさん、普段ハサミってどこで買っていますか? 「いやどこでも売ってますよ」っていう返事が返ってきそうですが、実は美容師が使うハサミはどこでも売っていないんです! 最近では通販やネットオークションなどで比較的簡単に買えるようになってきましたが、基本的に美容師用のハサミって一般の人は購入できないんです。
自分にぴったりのシザーケースを選ぼう! 選び方とオススメブランド
美容師が仕事をするために必要不可欠な“ハサミ”。カットやヘアスタイルに合わせてハサミの種類を変えることも多いので、何本かを使い分けている人がほとんどですよね。でも、ハサミを変える度に収納場所まで行って取り替えるとなると、ちょっと面倒くさい…。
美を扱う仕事というのはいつの時代もあこがれの職業。その中でも特に人気なのが美容師です。しかし、美容師という職業は美容室に勤務するだけではなれません。美容師として仕事をしていくためには、美容師としての免許が必要なのです。
美容師になるためには専門の資格が必要です! 資格や取得条件など事前に確認しておきましょう
美容師として働くには、国家資格が必要です。そのためには、美容学校へ入って勉強しなければなりません。でも、美容学校に入るには中卒でも大丈夫なのでしょうか?そこで、美容師になるために必要な学歴についてお伝えします。
美容師というと華やかなイメージのある職業。 一方、生活に欠かせない身近な存在でもあり、人をキレイにする美容のプロとして、代表的な職種といえるでしょう。
美容師になるための必須条件は、美容師国家資格を取得しなくてはいけません。受験者数は年々減少傾向にありますが、合格率は上がっています。
「美容師免許をなくした…」そんな時はすぐに再発行! 美容師免許の再交付や変更などの方法とポイント
美容師という仕事をするにあたって、美容師免許は不可欠です。国家試験合格後に申請手続きをしてやっと免許が交付されるので、初めての美容師免許の申請を困惑しながら行ったという人もいるかもしれません。
美容師試験に合格したらすぐに美容師免許の申請スタート! 初申請の方法やポイントとは?
美容師になるにはスキルやセンスを磨くことも大切ですが、まずは美容師の国家試験に合格することが大切です。厳しい練習や勉強の末に試験に合格できれば、晴れてアナタも美容師に。「これからがんばるぞー!」と意気込むのは良いですが、美容師免許の申請はお済みですか?
美容師のお給料が安いってホント!? 役職別に給与・年収の実態を知ろう!
体力仕事の上、お給料も安いと言われている美容師ですが、その給与が実際にどのくらいなのか正確な数字を知らない人も多いのではないでしょうか? ある程度きちんとした数字を知っておけば、自分の将来計画も立てやすくなりますよ。
国際化の波が美容師にも押し寄せる!? 転職にもプラスになる美容院での接客英語
美を扱う職業として大人気の美容師という仕事。自分の技術を高めるために、ヘアメイクアーティストとして海外に留学・就職する人も多いですね。そんな時に必要なのが“英語力”。
ここでのミスが一番の痛手!? 美容師国家試験当日の持ち物&服装に気をつけろ!
試験対策もばっちり済ませて自信満々! という状態でも、怖いのが“忘れ物”ですよね。学校の近くまで来て「あっ、あれ忘れた…」なんて思っても、戻るのには時間が無くて間に合わない…なんて、誰もが一度は経験したことがあるのでは無いでしょうか?
毎年2万人以上が受験する「美容師国家試験」の合格率や基準を大公開!!
毎年2万5千人以上もの人が受験する“美容師国家試験”。この中の多くの人が、美容師国家試験を受けて、4月からそれぞれのサロンで働き始めています。しかし、実際に全員が全員受験するわけでも、合格するわけでもありません。
実力が今、試される!「美容師国家試験・実技試験」について詳しく解説!
美容師国家試験の本髄とも言える「実技試験」。限られた時間の中で自分の納得いくものを仕上げるのは中々難しいもの。しかも、試験官の厳しいチェックが入っていると思うと余計に緊張しますよね。
過去問つきで解説! 美容師国家試験の“筆記試験”の詳しい内容をチェックしよう!
美容師になるために避けては通れない「美容師国家試験」。その関門のひとつ“筆記試験”は、まさに記憶力との勝負です。2年間、美容学校でみっちり覚えてきたことを何回も復習して覚えなければいけないので、勉強が苦手な人はちょっと憂鬱かもしれません。