美容スペシャリストな自分になるために

作成:2020.09.03

美容部員

美容部員のキャリアアップ方法や持つべき資格とは?


 

大好きな化粧品に囲まれて、自社のブランド商品をご提案する美容部員になったものの、「将来、このまま働き続けていくのだろうか…」「美容部員になった後のキャリアアップには、どんな事が考えられるのだろうか…」と不安を感じている人も少なくないでしょう。

 

キャリアアップとは、特定の分野について今よりもさらに専門的な知識を身に付けて能力を向上させ、経歴を高めるという事。もちろん、美容部員の世界でもキャリアアップは可能なのです。

 
また、「キャリアアップ」や「スキルアップ」、「キャリアチェンジ」と言うように似た言葉は沢山ありますが、自分の想い描くビジョンがどのような事なのかを明確にさせておく事も大切です。美容部員のキャリアアップの方法や持っていると有利に働く資格を紹介していきます。
 

INDEX
■キャリアアップを目指す環境選び
■キャリアアップに繋がりやすい資格
■美容部員にはどんなキャリアアップがある?
 -リーダー・チーフ・店長
 -教育トレーナー
 -メイクアップアーティスト・アドバイザー
■キャリアプランを立てて計画的に

キャリアアップを目指す環境選び


 

美容部員のキャリアアップには、どのような方法があるのでしょうか。キャリアアップを目指す際に、どこに勤めているかによっても進む道は変わってきます。自分の将来をイメージしながら重ねて考えてみてくださいね。

勤めているブランドでキャリアアップ

1つめは、今勤めているブランドで実績を積み、昇格していくと言った方法です。今の職場環境には不満もなく自分に合っていると感じられるのなら、そのまま続けていくのも良いのではないでしょうか。

 

一般的には、リーダーやチーフ、店長やエリアマネージャーなどに昇格して行く事になります。売り上げの実績を上げ、働くスタッフとも良好な関係を築けていければ、昇格も夢ではありません。

勤めるブランドを変えてキャリアアップ

2つめは、今まで勤めてきたブランドから転職して、キャリアアップを目指すと言う方法です。転職する事で今まで培ってきた実績は一旦リセットされてしまいますが、勤務形態や評価制度など重視したいポイントが満たされているのであれば、ブランドを変えてみても良いかもしれません。

 

転職先が、これまでの実績やスキルをきちんと評価してくれるブランドであれば、転職前よりも高い職位につける事もあるようです。

化粧品に携わる他の仕事でキャリアアップ

3つめは、これまで働いてきた職場から離れ、尚且つ今までとは別の新しい仕事に就くと言った方法です。メイクに関するスキルが必要とされる業界はいくつも存在します。

 

職種が変わっても、化粧品売り場で販売員として働いていた時の接客マナーは役立つ時が来るでしょう。メイクに携わる仕事であれば、テレビ業界や演劇業界などで、メイクアップアーティストとしてキャリアアップを目指してみても良いでしょう。今までとは別の仕事に就いたとしても、十分に活躍できるチャンスはありますよ。

キャリアアップに繋がりやすい資格


 

美容部員のキャリアアップには、売り上げの実績やメイクスキルなど評価基準となる部分はいくつもありますが、その他にも専門知識に特化した資格を保持している事でプラスとなる事もあるのです。美容部員のキャリアアップに繋がりやすい資格を3つ紹介します。

文部科学省後援「日本化粧品検定」

1級(応用編)
化粧品の成分や種類、働きをメインとし、化粧品の歴史や法律まで幅広く知識を習得しているか審査する

2級(基礎編)
肌悩みに対する化粧品の選び方や美肌に導く美容知識を習得しているか審査する

3級(入門編)
美容や化粧品に関する知識や常識を習得しているか審査する

 

日本化粧品検定は、2級や3級をクリアしていなくとも1級を受験する事ができます。3級が入門編なので、しっかりと基礎知識を学んでから3級→2級→1級と順を追って受けてみても良いですし、自身のスキルに合わせて1級から受験しても良いでしょう。

 

また、日本化粧品検定試験に合格しておくと「コスメコンシェルジュ」や「コスメコンシェルジュインストラクター」といった職業にもチャレンジしやすいかもしれません。コスメコンシェルジュインストラクターになると、日本化粧品検定の資格取得を目指している人へ指導する事も可能。美容部員の仕事の傍ら、このような資格取得をしておく事で、自身の知識も増えキャリアアップにも繋がるでしょう。

一般社団法人 JMA「日本メイクアップ技術検定」

1級
モデルの悩みに対するメイクが出来ているか審査する

2級
スキンケアからフルメイクアップの過程と仕上がりを審査する

3級
スキンケアからベースメイクやチーク、ハイライト、ローライトまでの過程と仕上がりを審査する

 

日本メイクアップ技術検定は、3級合格者が2級を受験でき、2級合格者が1級を受験する事ができる検定試験です。しかし、3級の受験資格は特にないので、どんな人でもチャレンジできますよ。また、検定でモデルを使用するため、自分で女性のモデルを準備する必要があるようです。

 

日本メイクアップ技術検定に合格しておくと「メイクアップアーティスト」や「ヘアメイク」、「専門学校やスクールの講師」などと活躍の場が広がります。また、2級以上を取得していればJMA認定講師の登録をする事も可能。すると、専門学校での対策セミナーや検定試験の試験官を行う事ができるので、美容部員のお仕事が休みの日に収入を増やしていく事もできるのではないでしょうか。

東京商工会議所「ビジネスマネージャー検定試験」

ビジネスマネージャー
企業組織の要となるマネージャーの土台作りが出来ているか審査する

 

ビジネスマネージャー検定試験では、あらゆるマネージャーが共通して身につけておくべき重要な基礎知識を習得し、企業組織の要として活躍していけるように学習し、その成果を検定で確認します。

 

マネージャーになるためには、メイク技術の他にマネジメント技術が必要になります。チームとして成果を出す事やチームのモチベーションの向上、人材育成など重要な役割を担っている「マネージャー」への昇格を目指す際には、持っておくと良い資格と言えるでしょう。

美容部員にはどんなキャリアアップがある?


 

美容部員にはどんなキャリアアップが考えられるのでしょうか。また、どのようなスキルを持っていると評価されやすいのでしょうか。キャリアアップする道によって、必要なスキルを身に付けていくと良いでしょう。

リーダー・チーフ・店長にキャリアアップ

美容部員として1社で長く勤めていくと、リーダーやチーフと言った役職を任されることも出てくるでしょう。さらに店長やエリアマネージャーを目指すといった働き方も良いのではないでしょうか。リーダーや店長に任命される事は美容部員のキャリアアップとなり、モチベーションアップにも繋がります。

 

美容部員が、リーダーやチーフに昇格していくためには、どのようなスキルが問われるのでしょうか。人より秀でる能力を見つけて、伸ばしていきましょう。

 
<昇格に繋がりやすいスキルの例>

  • 個人別の売上がいつも高い
  • メイク技術など特出したスキルがある
  • マネジメントスキルがある
  • マネジメントなどに関する資格を保有

教育トレーナーにキャリアアップ

教育トレーナーは、豊富な販売経験を持つ人材が選ばれるため、誰にでもなれる職業ではありません。しかし、化粧品販売で培った販売スキルやブランドの商品知識を蓄えているのであれば、トレーナーとしてキャリアアップする事も可能でしょう。

 
<教育トレーナーが持つべきスキル>

  • 豊富な販売経験
  • 商品知識
  • カリキュラムや教材の開発力
  • 教育のためのプレゼン能力

 

人に何かを伝えるといった事を仕事にしてきた美容部員にとって、教育トレーナーのポジションは人気が高いので、この手のキャリアアップを目指している場合には、他のブランドも視野に入れておく必要があるかもしれません。一度、教育トレーナーになると退職する人が少ないのも特徴のひとつです。

メイクアップアーティスト・アドバイザーにキャリアアップ

メイクアップアーティストやアドバイザーにキャリアチェンジして、今より高みを目指して行くという人も少なくありません。これまで、美容部員としてお客様へのメイクや商品の販売をしてきましたが、メイクに携わる仕事で活躍の場を広げていきたいと思うのでしょう。

 

このような場合は、販売経験というよりもメイク技術が問われるので、それに特化した資格を取っておくと良いでしょう。TV業界で活躍するメイクアップアーティストは、変則的なシフトで働く事も多く百貨店の営業時間内で働いている頃とは少し変わってきます。メイクスキルだけでなく、そのような働き方でも乗り切れる体力が必要になってくるのですね。

 
<メイクアップアーティストに必要な能力>

  • 特出したメイク技術とセンス
  • 不規則な勤務体制でも乗り切れる体力
  • 細やかな気配りと人付き合い
  • コミュニケーション能力

キャリアプランを立てて計画的に


 

ここまで、美容部員のキャリアアップについて紹介してきましたが、そう簡単にはいかないのも現実。美容部員のお仕事は華やかに見えて、大変な事も多い職業です。そんな中で、キャリアアップを目指して行くという事は、「人より秀でているスキル」を持ち一目置かれる存在である必要があります。

 

1万時間の法則というのがあるように、専門的なスキルを身に付けるのには1万時間かかると言われています。1万時間と言うと、単純計算で1日8時間、月に20日働いたとしても約5年の月日を費やします。入社してすぐに、「このまま美容部員を続けて良いのだろうか…」といきなりキャリアアップを目指すのではなく、目安として最低3年間は美容部員としてのスキル習得を続けておくと良いでしょう。

 
<キャリアプランの例>

  • 3~5年以内に秀でたスキルを身に付ける
  • 7年以内にマネージャーに昇格する

 

闇雲にキャリアアップを目指すのではなく、このように計画を立てておくようにしましょう。ここでは、ざっくりとしたキャリアプランになっていますが、資格取得にチャレンジする時期や「ここまでにこのスキルを身に付ける」などと具体的に計画しておくと良いですよ。

 

美容部員は、お客様あってのお仕事でメイク技術だけでなく接客スキルも習得必要があり、この道を極めるのは大変な事ですが、ある程度の年数を経歴で持つ事で転職でも活かせるようになりますよ。美容部員のキャリアアップのために、計画的かつ地道にスキル習得をして行きましょう。

Author:美プロ編集部