美容スペシャリストな自分になるために

作成:2016.04.30

ネイリスト

資格試験だけじゃない! NPO法人日本ネイリスト協会の幅広い活用法


ファッションの一部として、ネイルも楽しんでいる女性が多くなっていますよね。それに伴い、ネイリストになりたいという女性も増加。必須の資格というものがないので、誰でもなれるネイリストですが、プロとして働くためには専門の知識と技術が必要です。
 
そのため、ネイリストを目指す多くの人が資格の取得を目標にしています。でも、実はネイリストの資格ってたくさんあるんです。何がどう違うのか、どれを受ければいいか悩んでしまう人も多いはず。そんな人のために、今回はNPO法人日本ネイリスト協会の運営する「JNAジュエルネイル検定試験」に注目。検定だけでなく様々な活用法がきっと見つかりますよ。

“ネイリスト”の生みの親、NPO法人日本ネイリスト協会って?

NPO法人日本ネイリスト協会の概要

「ネイリスト」という職業名、実は和製英語って知ってましたか? 実はこの言葉、日本ネイリスト協会が発足する際に作られたんです! そんなネイリストの歴史と切っても切り離せないNPO法人日本ネイリスト協会(通称JNA)は、日本におけるネイル産業の発展を目的として、1985年に設立。ネイルについての技能研修や資格の認定などを通して、ネイルの普及とネイリストのスキルの向上を目指しています。

検定試験だけじゃない! ネイル業界のためのJNAの活動

JNAには1種類の検定試験と2種類の資格制度がありますが、それらだけでなく、ネイリストのための様々な事業も展開。その一つが「認定システム」です。ネイルサロンやネイルスクール・講師が、自分たちのネイルに関する専門的なスキルと知識をアピールするために始められた制度です。一定の基準をクリアしていなければ認定されないので、ネイリストを目指す人のためのサロンやスクール選びに役立ちそうですね。
 

JNAが主催する検定試験「JNAジュエルネイル検定試験」

ネイルの中でも人気のジェルネイルに関する検定試験で、プロとしてお客様にネイルできるようになるための理論と技術が必要になります。検定は初級・中級・上級の3段階。この資格はネイル業界の中ではかなりメジャーなので、サロンによってはこの検定の合格を求人条件に上げているところもあるほど。基準を満たしていれば合格となりますが、実技試験では高い技術が求められるので、独学で受験する人は少ないようです。

まずは、初級

義務教育を修了している人であれば、どなたでも受験可能。30分の筆記試験と95分の実技試験で審査されます。筆記ではネイルとジェルネイルに関する基礎知識が、実技ではネイルケアやカラーリング、ジェルアートなどの技術が必要となります。

つづいて、中級

ネイルケアとジェルネイルを行うプロとして、サロンワークでの施術に必要な専門知識と技術が求められます。筆記試験は30分、実技試験は合計115分で少し長くなりますね。実技ではネイルケア・ポリッシュカラーリング、 ジェル・フレンチカラーリングなどを審査。筆記・実技ともに実践的な知識とスキルが必要になります。こちらは初級に合格していることが受験の条件となっており、飛び級はできないのでご注意を。

スペシャリストを目指すなら、上級に!

ジェルネイルのスペシャリストとして、専門的知識に加えて、総合的な知識と技術を持っているかどうかが試されます。筆記試験はなく、実技試験の85分のみ。ジェルクリアスカルプチュアやジェルチップオーバーレイの審査があります。こちらも中級を持っている人だけが受験OKです。
 

検定試験とは別の資格制度ってなに?

ネイルサロン衛生管理士

検定試験とは別に、「ネイルサロン衛生管理士」という制度があり、ネイルサロンの衛生管理に関する知識を習得した人に資格が付与されます。資格取得の方法は、JNA認定校で実施される講習会を受講し、筆記テストに合格すること。合格した人には認定証と資格バッジが授与され、一度資格継続手続きが完了されると無期限に保証される資格に! 長期間にわたって役に立つ資格なので、一度取っておくと良いかもしれませんね!

JNA認定ネイルサロン技術管理者

ネイルサロンで働くスタッフの技術を管理するための資格で、管理の考え方と実際の管理方法などを身につけることができます。JNAが実施する講習会を受講し、技術管理に関する知識が習得できれば、認定証が授与されます。資格取得者は「JNA認定ネイルサロン」の技術管理者として登録ができるというメリットがあるので、サロン就職にも役立ちますね。
 


 
 
JNAは検定試験だけでなく、ネイルサロンの衛生管理やスタッフの技術管理という、オーナー向けの資格も用意。今はネイリストとして会社で働いているけれど、将来は独立したい、自分のお店を持ちたいと考えている人は、早めに取得しておくと良いかも。

Author:美プロ編集部

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