Q1.スタイリストデビューとランクの違いは?

美容師は、実力社会ですので、何年でどのランクに上がるという基準はありません。
お店によって差は、ありますが、デビューまでの目安を2~3年と考え、教育を行っているサロンが多いようですが、スタイリストはお客様に一人で施術ができるようになるとスタイリストです。
ここが一人前のラインになります。 そして、お店で顧客が一番多い、もしくは売り上げが一番多くなると、トップスタイリストとして活躍することが出来ます。

Q2.美容師の平均年齢は?

美容師の給与

【男性28.3歳、女性28.9歳】
美容師は一見、華やかに見られる業界ですが、実は体力勝負のハードな仕事です。 基本的に立ち仕事ですので1日何時間もお店に立つことになります。 閉店後も技術習得のため居残りでカットの練習をしたり、修業時代が終わったあとも昼食がとれないほど忙しいこともあります。
多くの美容師が辞めていくのは、お給与の低さと仕事面での理想と現実のギャップがあるからのようです。

Q3.美容師国家試験の合格者数はどれくらい?

今年、2013年の美容師国家試験の受験申込者数は18,487人、その内、合格者数は14,637人、合格率80.4%です。
2000年以降の受験者数・合格者数の推移はこちらです。

2005年をピークに、年々減少傾向にあります。ピーク時に比べると、2013年の合格者数は約4割減。
かなりのペースで減少していることがわかります。

美容師国家試験の合格者数推移

Q4.せっかく取得した資格。長く美容業界で活躍する方法は?

店長、マネージャーなどの管理職につき現場で長く活躍する人もいれば、製品メーカー・ディーラーで営業として活躍する人もいます。
また、資格を活かしてアイリスト、ヘアメイクアップアーティストへの転向など、様々な方法があります。
そして自分でお店を持つという独立の道を目指すのも一つ。
資金と「管理美容師」資格があれば、独立開業を目指すことも可能です。

Q5.管理美容師とは?

美容所を管理する美容師です。
常に2人以上の従業員がいる場合、管理美容師が衛生的に美容所を管理する必要があります。
取得には、3年以上、美容師(理容師)として業務に従事した後、所定の講習会を修了することが条件です。
講習会は都道府県ごとに開催され、合計18時間の講習後の課題成果により、修了証書が交付されます。
管理美容師は、美容室やまつげサロンなどの美容所で必用な存在のため、新規オープンのサロンで優遇した募集も多いです。美容師として経験を積んでいる方は、持っておくと有利な資格と言えます。

Q6.美容師に定年はある?

美容師に定年はある?

男性の理美容師は20歳~34歳までが全体の約9割を占めています。35歳以上は12%、40歳以上となると6%に減ります。
お客様層は美容師の年齢の前後10歳。お客様は同世代の美容師に担当してほしい人が多く、都心の若者向けサロンでは、年を重ねると需要がなくなっていきます。 これは技術やセンスの問題ではなく、ジェネレーションギャップや感覚の違いが大きな理由です。
逆に住宅街やベットタウンでは、お客様層も変わり、需要が高まっていきます。 定年はありませんが、同じ環境で活躍し続けられるかどうかが問題のようです。
年齢に合わせて、働き方を変えていくなどの工夫や、早いうちから将来の計画を立てることで、ずっと活躍できる職種になります。